この物語はゲームオーバーにならずして語られず。異色の試みが光る探索ホラーADV『Chronicle of Grim Reapers』

“死神”の異名で知られる暗殺者「ジェイド」は、何者かに追われていた。その追撃を振り払うため、ジェイドは朽ち果てた屋敷へと逃げ込むが、それから間もなく扉にロックがかかり、内部に閉じ込められてしまった。
さらなる追撃の手が来な ...
この熱すぎる駆け引きは「戦わなければ、分からない!」異色のポーカーバトルADV『バトルポーカー・ハイスクール』

「ポーカー」と言えば、複数人が5枚のトランプで「ポーカー・ハンド(役)」を作って競い合うゲームだ。心理戦の特徴が色濃いこともあってギャンブルのイメージが強く、運要素の強いゲームとも見なされやすいが、数学知識などのスキルを駆使すれば実力 ...
短編“診断”アドベンチャー『海鳥野ガクの精神鑑定録』ある少年が抱えた幻聴の背後に神話生物の影……?

××精神病院に勤務する精神科医「道島(どうじま)」。ある日、彼は院長から、ある入院患者の担当を任される。その患者とは「海鳥野(みどりの)ガク」という15歳の少年。
院長からの話および、事前にもらった資料によれば、ガクは父と ...
暗闇と恐怖と美の短編ホラーアドベンチャーゲーム『アルマの檻』私の兄はどこにいますか

主人公「アルマ」は、画家である兄と共に大きな館で暮らしていた。
ある日、アルマは夜更けの時間帯に館の自室で目覚める。アルマは外で画家として働く兄の帰りを待っていたのだが、眠気に襲われ、そのまま寝てしまったらしい。だが、目が覚め ...
文字通りの“推理小説ゲーム”『椿屋敷の亡霊』2つの視点から事件を考察し、隠された真相を暴け

時は昭和初期。一代で会社を築き上げた女社長で、財界でも名の知られた御影真珠子(みかげ しずこ)は、道楽の一環で探偵事務所を始めた。
しかし、やってくる依頼は不倫の調査に家出人捜し、迷いネコの捜索といったものがほとんど。それ ...
そのスキャンダルは罰に値する罪か?重い問いかけを残すストーリーが光るノベルゲーム『クリエイターズ・デスゲーム』

ある理由で集められ、特定の空間に隔離・幽閉された登場人物たちが、死を伴う危険なゲームに巻き込まれていく模様を描く「デスゲーム」。古くはSF小説から始まり、後に映画、漫画へと広がっていったこのジャンルの作品には、いくつかのタイプが存在す ...
「“遊べる”文字のない絵本」なゲームデザインを持ち味とする短編ポイント&クリックADV『リルミネイト』

絵と文章の2つで構成される「絵本」。そんな絵本の中には、文章(文字、言葉)がいっさい存在しない、絵だけで表現された「文字のない絵本」というものがある。
このような絵本では、描かれている物語、その主人公となる人物の名前もいっ ...
お面を着けた女の子と夏祭りを楽しんだ果てに何が……?手の込んだ演出も必見の短編アドベンチャー『水底の記憶』

ある日、主人公「ゆう」は、地元「水神町(みなかみちょう)」にある駄菓子屋の前に浴衣を身にまとった状態で立っていた。その駄菓子屋は、店を営むおばあさんが足を痛めたのを機に閉店したはずだったが、なぜかおばあさんは元気。
さらに ...
たとえ、記憶の奥底に隠された真実がツラいものであったとしても『未解決事件は終わらせないといけないから』

推理。その言葉から連想される娯楽作品と言えば、探偵や刑事が主人公のミステリーだろう。ゲームであれば、アドベンチャーゲーム、ノベルゲームが真っ先に連想される。
そんなイメージがある中で、推理するパズルゲームと来たら、どんな内 ...
深夜にだけ営業する、小さなラーメン屋台に集う者たちの癒しと救いの物語。対話型ADV『深夜のラーメン』

気温が冷え込んでくる季節になるほど、無性に食べたくなるラーメン。
特にそのような季節において、夜の時間帯に食べるラーメンというものは格別である。とりわけ近年、減少傾向にある「ラーメン屋台」のラーメンは、その環境的な特徴と夜 ...