結界を駆使して戦う同人シューティングゲーム『雪晶石 -Malice Eater-』がフリー化 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は同人シューティングゲームの無償化や、今週末に開催されるイベントに関するものなど7本です。
結界を駆使して戦う同人シューティングゲーム『雪晶石 -Malice Eater-』がフリー化
同人ゲームサークルProject Noiseが2015年にリリースしたシューティングゲーム『雪晶石 -Malice Eater-』の無償公開が13日に開始された。
『雪晶石 -Malice Eater-』は、敵弾にカスって溜めたエネルギーを攻撃や防御に転じて戦うシステムが特徴の縦スクロール弾幕シューティングゲーム。敵弾にカスることでゲージが溜まり、フルになることで結界を発動可能。結界の発動中は被弾を1回無効化できたり、特殊な攻撃を繰り出すことができる。結界の発動中にさらに敵弾にカスり続けることで、残機やボムを増やせるのもポイントだ。
酷寒の大地を舞台に妖や精霊が登場する世界観が、描き込まれたドットグラフィックやキャラクターイラスト、BGMなどで表現されているのも見どころ。ゲームの進め方によって展開が変わるマルチエンディングも特徴となっている。
なお、Project Noiseは本作のリリース後に役目を終えたとして解散しており、メインスタッフのうちMimaki SiON氏とkuu氏は同人サークル秋空シンセシスに所属。今回の無償公開も同サークルのWebサイトにて行われている。また、同じくメインスタッフの一人であるCaras Ohmi氏は個人サークル萬楽破天孔を立ち上げ、現在2Dワープアクションゲーム『ライジング・アーチ -雷火交わせし試練の塔-』を開発中(次項にて関連ニュースを掲載)。
萬楽破天孔、2Dワープアクションゲーム『ライジング・アーチ -雷火交わせし試練の塔-』Web体験版を更新
萬楽破天孔は17日、2Dワープアクションゲーム『ライジング・アーチ -雷火交わせし試練の塔-』の新体験版を公開した。Web上でプレイ可能となっている。
『ライジング・アーチ -雷火交わせし試練の塔-』は、ワープ能力や雷の弓を駆使してステージをクリアしていくサイドビューのアクションゲーム。操作はマウス(または画面タッチ)のみで行う形で、クリックした場所に瞬間移動しつつ、ドラッグで弓を引くという独特の操作感が特徴の作品となっている。今回のWeb体験版ではワールド1の10ステージとボス戦をプレイ可能。
なお同サークルは、20~21日に京都で開催されるインディーゲームのイベントBitSummitに出展し、体験版のダウンロードカードなどを頒布予定。
オートリ電子、横スクロールSLG『MagicScrollTactics』デモ動画を公開
同人ゲームサークルオートリ電子は16日、横スクロールSLG『MagicScrollTactics』の作品ページを開設、ゲーム画面やデモ動画を公開した。動画からは2Dサイドビューのフィールド上でコマンドを選択して戦う場面などを見て取ることができる。
作品はWindows/Android向けに2017年リリース予定。なお同サークルは21日に京都で開催されるインディーゲームのイベントMegabit Conventionに出展予定で、ゲームの展示やノベルティの頒布が予定されている模様。
ノンリニア、東京大学の学園祭「五月祭」にてゲーム試遊企画を実施
東京大学発の同人サークルノンリニアは18日、20~21日に東京大学の本郷・弥生キャンパスにて開催される学園祭「五月祭」への参加情報を公開した。
同サークルでは企画として「ゲーム試遊空間」を設置。世界に音楽を取り戻すリズムアクションアドベンチャーRPG『Coilion』や迷宮探索型2.5D横スクロールスタイリッシュコンボアクションゲーム『ウロボロスの函』など、開発中のものを含め10作品以上のゲームが試遊可能となるようだ。また、同企画内および五月祭の同人誌即売会企画「コミックアカデミー」にてゲームの頒布も予定されている。
アクションゲーム『Emil’s Task Plus』体験版が公開、Windowsデスクトップアプリ版の配信も開始
インディーゲーム作成サークルInukagGamesは15日、アクションゲーム『Emil’s Task Plus』の体験版を公開した。
さまざまな種類が用意されている魔法を駆使してモンスターを討伐していくステージ選択型の作品。新たな魔法を購入したり、ドロップや購入により入手できる装備品でキャラクターをカスタマイズするRPG的な要素も特徴となっている。
体験版は難易度の異なる3つの体験版用ステージを選んでプレイ可能。体験版では使える魔法や装備品が固定となっているが、ステージごとにそれぞれ異なる魔法を利用可能だ。
また、同作はこれまでWindows 10用のWindowsストアアプリとして配信されていたが、体験版の配信と同日より、デスクトップアプリとしてのダウンロード販売も開始された。対応OSにはWindows 7が追加されている。
ミナプラス、フリゲRPG『ふうらい奇譚』PR動画を公開
フリーゲーム制作サークルミナプラスが制作中のRPG『ふうらい奇譚-太陽の霊廟-』のPR動画が13日に公開された。
昨年、RPG『リベロアストーリア』を公開した同サークルの次回作。家族で旅をする冒険者達が古代の遺跡に挑んでいくといった内容となるようだ。公称プレイ時間は10~15時間程度で、夏頃の公開が予定されている。
フリゲSRPG『インペリアライザー』デバッガー、マップクリエイター募集
シミュレーションRPG『インペリアライザー(IMPERIALIZER)』のデバッガーとマップクリエイターの募集が開始された。
『インペリアライザー』は個人開発者の渡烏氏がフリーゲームとして開発中の作品(関連記事)。マップ制作についてはマップチップと専用エディターが用意されており、これを利用しての制作になるとのこと。