オインクゲームズのスマホゲーム『伝説の旅団』サウンドトラック販売開始
数々のアナログゲームをリリースしてきたオインクゲームズは、2015年にリリースした、累計50万ダウンロードされているスマホゲーム『伝説の旅団』のサウンドトラックを配信開始した。価格は2400円(各曲150円)となっている。
本作は「AppStore Best of 2015」への選出や、インディーゲームイベント「BitSummit2015」でのビジュアル・デザイン最優秀賞にもノミネートされた作品となっている。もぐらゲームスでも以前にレビューを行っている。
今回のサウンドトラックでは、そんな本作で使用されている楽曲を、作曲者である鈴木和巨海氏自らがアレンジを行い、ゲームの雰囲気をより堪能できるものになっているとのこと。
『伝説の旅団』のゲーム内容とは
今回、まだ本作を遊んだことのない人のために、ゲーム概要を紹介したい。
このゲームの舞台は、太陽の昇らない世界。主人公のサフォは、妹を取り返すために旅に出ることになった。最初はサフォひとりの旅だったが、鎧に身を包むチェルボや空を飛ぶアグロなどが同行、その後も仲間を増やしていきながら旅をし、妹が捕らえられているアーガスの塔を目指すという物語だ。
システム上の特徴は、まず「一度出発したら、次の町にたどり着くまで回復手段がない」という点。
道中では、アーガスという名の怪物が襲ってくる。プレイヤーは手持ちのユニットから3体を選んで戦いに挑むことになる。次の町へたどり着くには規定の回数バトルを行う必要があるのだが、一度町を出たら基本的に回復・蘇生ができない。途中でユニットがやられてしまっても残ったメンバーでなんとか突破する必要があるのだ。逆に、次の町にたどり着いた際にひとりでも生き残ってさえいれば戦闘不能になったユニットも含め、完全回復することができる。
使えるユニットの数もそれほど多くない。HPには限りがある。「限られたリソースをいかに活用して、いかにして次の町へ辿り着くのか?」を考える必要がある。基本的には「各バトルのダメージをいかに最小限に抑えるか」を工夫することになるのだが、そのための戦略が非常に悩ましく、非常に秀逸だ。
例えば、鎧に身を包む「チェルボ」は体力が非常に高い盾役のユニットだが、体力は有限だ。長い道中、ずっとひとりで攻撃を受け止め続けるのは限界がある。そのため、いつチェルボを休ませるか? 休ませている間、誰に盾役を任せるか? といったジレンマが生まれている作品となっているのだ。
[基本情報]
タイトル『伝説の旅団』
制作者 オインクゲームズ
クリア時間 アップデートで随時ステージが追加
対応OS iOS
価格 無料(ゲーム内課金あり)
ダウンロード