魔法を創るローグライクRPG『魔法の女子高生』iOS版が配信開始
インディーゲームサークルilluCalabは、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて11月23日より配信されているローグライクRPG『魔法の女子高生』iOS版の配信を開始した。パブリッシャーはゲームの翻訳・出版などを手がけるSekai Project。
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— EIKI`@yukkuma (@eiki_okuma) 2017年3月8日
本作を手がけるilluCalabは、これまでに『TAKKOMAN』『幻走スカイドリフト』など東方project二次創作作品や、カードゲーム『HEART of CROWN』のPC版などを手掛けてきた。本作は、同サークルによるオリジナル作品となる。
最大の武器は、あなたの無限の発想力。
本作は「魔法を創るRPG」と銘打たれているとおり、自分で魔法を創り出すことができることが大きな特徴となっている。実際に魔法を創るプロセスを見ていこう。
魔法は「魔石」というアイテムの中に封じられているが、その中でも無色で名前が無い「無銘の魔石」が存在しており、魔法を作成するためにはこちらを入手する必要がある。「無銘の魔石」をアイテムとして使うことで名前を入力する画面に移り、ここで好きな名前を付けてあげれば魔法が完成する。
名付けた魔法がどのような効果になるのかについては、使われた単語に応じた一定の規則性が存在する。例えば「ファイア」や「フレイム」など炎を表す言葉が入れば灼(火)属性の魔法となり、「メガ」などの大きさを表す言葉が含まれれば威力が上がり、「ダブル」が付けば「多段攻撃」の特性を得る、という具合だ。
今回は、上記の画像のように「モグラゲームス」と名づけた魔法を作ってみた。「モグラ」が反応したのだろうか、壌(土)属性の魔法が出来上がった。
ゲームバランス上の特徴としては、本作は「一度倒されたら最初から」というローグライクゲームの原則に反して、デスペナルティが非常に軽くできている。
道中で倒れてもマモノを倒して得た経験値やレベルはそのまま、魔法を忘れるということもなく、アイテムについても消耗品と所持金の一部こそ失われるが、装備アイテムについては途中で入手できるイベントアイテムで保持することができるようになる。
更に「魔女の集落」から4階層単位で自分が進んだ階層までスキップすることが可能となっており、根気よく進めていけば必ずクリアできる程度の難しさに収まっている。
一発勝負の醍醐味を求める歴戦の猛者には物足りなさが残るかもしれないが、ローグライクゲームってなんだか難しそう、と思っている人には安心して推薦できる作品といえる。
勉強に部活に悩み多き乙女・月見里(やまなし)あかりの青春模様にも注目しつつ、初心者にもおすすめできる本作を楽しんでみてはいかがだろうか。
(紹介記事)
魔法を創るローグライクRPG『魔法の女子高生』 最大の武器は、あなたの無限の発想力。
[基本情報]
タイトル: 魔法の女子高生
制作者: illuCalab.
クリア時間: 10時間~
対応OS: iOS/Windows
価格: ¥360/¥980
ダウンロードはこちらから