地域制圧型フリゲSLG『わがままアリスと百日戦争』Steamで公開 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は新作シミュレーションゲームの公開など8本です。
地域制圧型戦略シミュレーションゲーム『わがままアリスと百日戦争』公開
KoromoSoftは5日、地域制圧型戦略シミュレーションゲーム『わがままアリスと百日戦争』をSteamにてフリーゲームとして公開した。
魔女の「アリス」を主人公に、104の領地からなる世界を侵略していく作品。他の魔女が治める領地へ攻め込み、戦闘に勝利することで自分の領地とし、自軍を増強しつつ物語を進めていく。戦闘は敵味方が入り交じって順次行動するターン制のコマンド選択型で、攻撃・防御スキルを1つずつ持つユニットを3体まで同時に出撃させることが可能。特定条件でさまざまな効果が発動する「カード」を戦闘開始前に3つまでセットできるシステムも特徴となっている。
他の魔女達のシナリオなども並行して展開し、キャラクターは顔グラフィックがあるキャラだけでも30体以上が登場。メインシナリオはフルボイスで、プレイ時間の目安は10~20時間。
ロボットバトルレーシングゲーム『BREAK ARTS II』発売
PLAYISMは9日、MercuryStudio開発のロボットバトルレーシングゲーム『BREAK ARTS II(ブレイクアーツ2)』を発売した。Steamで配信されており、PLAYISMでSteamキーを購入することも可能。
カスタマイズしたロボットで、バトル要素のあるレーシングを楽しめる作品。オンライン対戦に対応する。
『Steel howling』など4作品のサウンドトラック『Achamoth Free Collction』ダウンロード販売開始
Achamoth氏は4日、サウンドトラック『Achamoth Free Collction』のダウンロード販売を開始した。
同氏が2016年から2018年初頭までに公開したフリーゲーム『PUB』『Steel howling』『触手を売る店』『Alteradio -オルタラジオ-』で使用した自作BGMをすべて収録。ゲストによるアレンジ曲も含め全36曲となっている。
VR専用コミュニケーション謎解きアドベンチャーゲーム『星の欠片の物語、ひとかけら版』デモ動画公開
合資会社自転車創業は7日、同社が企画を担当したVR専用コミュニケーション謎解きアドベンチャーゲーム『星の欠片の物語、ひとかけら版』のデモ動画を公開した。
PSVR専用のVRタイトルで、星の欠片に取り残された少女と、他の世界を覗き見ることができる装置で少女とお互いを認識し合えるプレイヤーが力を合わせて謎を解き、星を元に戻して力を取り戻すことによって脱出を目指すという作品。プレイヤーが少女と視線でコミュニケーションして行動してもらうというシステムで、VRヘッドセットによるゲームプレイと世界観が一致したゲームデザインが特徴となっている。
夢探索アドベンチャーゲーム『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』ゲーム画面公開
株式会社KADOKAWAは9日、夢探索アドベンチャーゲーム『YUMENIKKI -DREAM DIARY-』のゲーム画面を公開した。
ききやま氏が2004年に公開したフリーゲーム『ゆめにっき』を同氏の許諾・協力・全面監修のもと、現代のインディーゲームスタイルで新たに構築した作品(関連記事)。開発はPLAYISMを運営する株式会社アクティブゲーミングメディアが担当する。2月23日にSteamおよびPLAYISMで配信予定。
「夢でみた花の色は アドベンチャーゲーム用音楽素材集1」ダウンロード販売開始
趣味工房にんじんわいんは8日、音楽素材集「夢でみた花の色は アドベンチャーゲーム用音楽素材集1」のダウンロード販売を開始した。
アドベンチャーゲーム用の音楽素材集で、日常・学校編として16曲を収録。MP3ファイルと、ループ仕様のOggファイルが用意されている。“あえて、「普通」にこだわり抜いた日常曲集”とのこと。
ゲーム開発ツール「LiveMaker」開発・配布終了
ゲーム開発ツール「LiveMaker」の開発元である有限会社ヒューマンバランスは2日、「LiveMaker」の開発を終了し、2月28日に提供を終了することを発表した。
主にアドベンチャー・ノベルゲームの制作に適したビジュアル開発環境で、長年にわたりフリーゲームや同人ゲームなど多くの作品に採用された。提供終了により、オフィシャルサイトなども利用できなくなるとのこと。
DLsite.com、Steamパブリッシャー事業開始
デジタルコンテンツのダウンロード販売サイト「DLsite.com」を運営する株式会社エイシスは6日、DLsite.comのサービスの一環としてSteamのパブリッシャー事業を開始することを発表した。
DLsite.comに登録されたゲーム作品の販路拡大と海外展開のサポートを旨としたもので、同日時点では試験的な運用を行っている段階のためSteam配信に関する一般受付は開始していないが、今後体制などが整い次第、現在DLsite.comで販売されている作品や今後販売される作品を対象とした本格的なパブリッシングサービスを提供していくとのこと。Steamでリリースする作品に対し、英語・中国語をはじめとした多言語への翻訳サービスの提供も行ってく予定だという。
パブリッシュ作品の第1弾はサークル「あぶらそば日和」制作・開発の短編RPG『Mavi’s Journey』。同サークルはDLsite.comで成人向けのゲームをリリースしているが、本作自体は全年齢向けの作品で、同サークルによると成人向け要素のパッチが別途用意されるといったこともないとのこと。