ランダムホラーADV『メイドインザダーク』公開、アクションRPG『らせつ封魔伝』リリースなど ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。
ランダムホラーアドベンチャー『メイドインザダーク』公開
カナヲ氏制作のランダムホラーアドベンチャーゲーム『メイドインザダーク』が9月19日、株式会社バカーのゲーム配信サイト「ゲームマガジン」にてフリーゲームとして公開された。ダウンロード版およびブラウザ版が用意されているほか、「ゲームマガジン」の専用スマートフォンアプリ上でもプレイ可能。
暗闇に侵食されていく屋敷からの脱出を目指す作品。1周のプレイ時間は15~30分程度で、プレイするたびに屋敷の構造やアイテムの配置が変化するのが特徴。また、屋敷にはメイドが居て主人公をサポートしてくれるが、二人居るメイドのうちどちらかの正体は「この世ならざる者」で、計4名のメイドうち誰が登場するか、そしてそのどちらが「この世ならざる者」かもプレイごとにランダム。誰と脱出し、どんな選択をするかによってEDが17通りに変化し、繰り返し遊べる作品となっている。
アクションRPG『らせつ封魔伝』リリース
同人サークルexeCUTEは9月24日、アクションRPG『らせつ封魔伝』をリリースした。DLsiteにて配信が開始されている。
妖魔退治の旅をする鬼族の姫「羅刹ラキ」を操作して戦っていく作品。さまざまな剣技に加えて、円形の陣を出現させ、任意の場所へ動かして遠隔攻撃などを行える「結界術」など多彩なアクションが用意されている。3Dマップに2Dドットキャラクターというグラフィックや、和風の世界観にマッチしたBGMなども見どころ。体験版も公開中。
らせつ封魔伝(exeCUTE)
時は江戸時代、妖魔と人間と神が存在する世界。 強力な封魔の力を持つ鬼族の姫「羅刹ラキ」を操作し、 刀を扱った個性豊かな『剣技』と、広範囲の敵を一網打尽にできる『結界術』を駆使して 敵を倒していくアクションRPGです。
尋問ザッピングADV『ArmchairDetective Case.1+1.5』公開
ADVangelistは9月25日、ADV『ArmchairDetective Case.1+1.5』を無償公開した。
アルバイトで探偵の助手をこなす女子大生・蒔苗未来(まきなみらい)が主人公のミステリー作品。複数の容疑者の証言を次々に切り替えながら読み進めるザッピング要素と、そうして集めたキーワードを利用して証言の矛盾を指摘することで証言がより正しいものへと更新されていく要素が合わさったゲームシステムが特長で、「尋問ザッピングADV」と謳われている。
本作は全5章予定のシリーズ作品で、第一章にあたる「Case.1」では未来が初めて担当する事件が描かれる。今回公開された「Case.1+1.5」では、「Case.1」の後日談にあたる短編「Case1.5」が追加されている。
シネマチックアドベンチャー『fault – milestone two side: below』ロングPV公開
インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCEは9月25日、シネマチックアドベンチャー『fault – milestone two side: below』のロングPVを公開した。
『fault』は、マナクラフトと呼ばれる技術が存在する世界を舞台とし、とある事件で国を離れた姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベル作品。マナクラフトの存在をベースに歴史や文化まで作り込まれた世界観や、旅先で出会うさまざまな人達とのドラマ、動的なカメラワークによる演出などが特徴となっている。
『fault – milestone two side: below』は、リリース済みの『fault – milestone two side:above』に続くシリーズ3作目の作品。Steam、PS4、Nintendo Switch向けに2020年に配信予定。今回のロングPVはストーリー冒頭シーンの雰囲気を凝縮したものとなっている。
2Dアニメーション作成ツール「OPTPiX SpriteStudio」に無料のStarterライセンスが新設
株式会社ウェブテクノロジはは9月24日、2Dアニメーション作成ツール「OPTPiX SpriteStudio」のライセンス形態を同日に改定したことを発表した。
改定後のライセンスはスタートアップ企業・個人向けの「Starterライセンス」、中~大規模開発企業向けの「Businessライセンス」、 教育機関向けの「Academicライセンス」という3種類となる。このうちStarter・Academicの両ライセンスはすべての機能を無料で利用可能。
これまで低価格あるいは無料で提供されていたライセンスには機能制限や「前年度売上が1,000万円未満」といった制限が設けられていたが、新設されたStarterライセンスでは機能制限がなく、前年度売上が5,000万円未満であれば個人・法人を問わず無料で利用可能となっている。