バッティング系3Dアクション『時止打法スラッガー山田(13)』試作版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は9件です。
バッティング系3Dアクション『時止打法スラッガー山田(13)』試作版公開
デジメカ製作所は、開発中のバッティング系3Dアクション『時止打法スラッガー山田(13)』の試作版を公開した。
投と打を駆使する伝説のマーシャル・アーツ「野球拳」で戦っていく作品。数秒ごとに回の表と裏が切り替わるイニング制を採用し、回の表では射撃、裏では打撃や敵弾の打ち返しを行うシステムが特徴となっている。
アドベンチャーゲーム『OPUS:星歌の響き』リリース
台湾のインディーズゲームスタジオSIGONOは9月1日、アドベンチャーゲーム『OPUS:星歌の響き』をStaemにてリリースした。
『OPUS:星歌の響き』は、「悲しいけれど、どこか心温まるストーリー」をコンセプトとする「OPUS」シリーズの第3作。膨大なエネルギーが眠る惑星「龍脈」を巡り争いが続く太陽系「山塊」を舞台に、龍脈を感知する能力を持つ少女エイダと龍脈を探す少年リバクの出会いから物語が展開していく。
STG『ZAKESTA』公開
喜撃屋本舗は8月28日、シューティングゲーム『ZAKESTA』をフリーゲームとして公開した。
通常ショットおよび6種類のサブウェポンで戦っていく作品。サブウェポンはアイテムを取って変化させられるほかアイテム取得時にLvも上がり、被弾するとLvが下がる。サブウェポンのLvが0になるまでは被弾しても残機を失わないほか、難易度自体も比較的抑えめとなっており、大量の敵機や地上物を破壊する爽快感を気軽に楽しめる作品となっている。
BGMにボーカロイドによる歌ものを採用しているのも特徴(ボーカルをOFFにすることも可能)。
RPG『リアリティ×マインズ』Steam配信開始
株式会社Gotcha Gotcha Gamesは8月31日、RPGツクール製タイトルのパブリッシング第2弾としてRPG『リアリティ×マインズ』のSteam配信を開始した。配信開始から1週間は発売記念価格として10% OFFで購入可能。
個人開発者の露木佑太郎氏が2018年にフリーゲームとして公開したRPG。主人公と謎の少女の心が入れ替わることから物語が展開していく作品で、キャラクターや敵、マップやイベントスチルといったグラフィックは同氏オリジナル。特定のスキルの組み合わせで連携スキルが発動するシステムも特徴となっている(フリーゲーム版の紹介記事)。
Steam版ではゲームを進めることで、作者による補足メモなども収録したシナリオ集、立ち絵イラストのメイキングを収録したイラストデータ集などが解放される。また、DLCとして公式ビジュアルブックと、ゲーム内で登場するモンスターのイラストを使用したイラスト素材集が販売される。
『ドラゴノーカ』紹介PV公開
RPG『巡り廻る。』などで知られる耕氏(ゲ製うんかん。)は、制作中の新作『ドラゴノーカ』の紹介PVを公開した。
ジャンルは「牧場系村運営ゲーム」とされているが、PVからは巨大な竜同士が戦っているような戦闘シーンも見て取れる。2021年内完成予定とのこと。
RPGツクールMZ/MV向け公式DLC「Muse Fantasia Battle Music Vol.1」配信開始
RPGツクールMZ/MV向けの公式DLC「Muse Fantasia Battle Music Vol.1」がSteamにて配信開始された(MZ版 / MV版)
戦闘曲を中心としたBGM素材を収録したDLC。勝利MEなどのMEも収録されている。楽曲制作はフリーゲームの名作RPG『Nepheshel(ネフェシエル)』『イストワール』の音楽担当としても知られる荒芳樹氏(趣味工房にんじんわいん)が担当している。
「ファンタジー系音楽素材vol.1」ダウンロード販売開始
れもんふがっしゅは9月2日、「ファンタジー系音楽素材vol.1」のダウンロード販売をDLsiteにて開始した。
ファンタジー系作品向けのBGM素材集。フィールド曲や戦闘曲など10曲を収録している。ファイル形式はループ対応済みのOGGおよびM4A/WAV/MP3。
「講談社ゲームクリエイターズラボ」第2期メンバー募集開始
株式会社講談社は9月1日、インディーゲームクリエイター支援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」の第2期メンバーの募集を開始した。定員は5名で、募集期間は10月31日まで。
ゲームの企画を応募し、ラボメンバーとして選出されると半年ごとに500万円(税抜)を最大4回、計2,000万円が支給されるプロジェクト。そのほか担当編集者によるサポートや、講談社による宣伝、パブリッシング、二次展開の支援を受けられる。
第1期は昨年9月からメンバー募集が行われ、選考を経てラボメンバー7名が選出された。第2期の募集ページには第1期メンバーからのコメントも掲載されている。
参考記事:お金は何に使える?2年で完成しないとどうなる? 年間1000万円支給の「講談社ゲームクリエイターズラボ」で気になることを聞いてみた(第1期募集時のインタビュー記事)
日本ゲーム文化振興財団、「ゲームクリエイター助成制度」令和3年度助成事業の募集を開始
公益財団法人日本ゲーム文化振興財団は9月1日、「ゲームクリエイター助成制度」にもとづく令和3年度の助成事業の募集を開始した。募集期間は12月31日まで。
同制度は若手ゲームクリエイターの創作活動に対して助成することを目的として制定されたもので、毎年度4月1日から3月31日まで1件あたり200万円までの助成が行われる。応募資格はコンピューターゲームの創作活動を行う者で、募集年度の4月1日時点で年齢35才以下であることなど。昨年度は2件に助成が行われた。