スコアアタック系ランダムダンジョンRPG『魔法の迷宮』公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。
RPG『魔法の迷宮』公開
ランドル氏は4月17日、RPG『魔法の迷宮』をブラウザ対応のフリーゲームとしてゲームアツマールにて公開した。
3人の魔法使いが、お宝を求めてダンジョンを探索していく作品。ダンジョンは階層を降りる毎にマップのバリエーションやアイテムの配置などがランダムなフロアが生成される仕組み。ローグライクRPGのようにランダムに入手した装備品や魔法を駆使して攻略を進めていく。
敵に負けるなどして探索を途中でやめるか、ダンジョンの最下層に到達すると1回の攻略は終了。攻略中のレベルアップやダンジョンで得たものはリセットされるが、プレイ内容に応じてポイントを得ることができ、このポイントを使って初期能力の強化などが行える。また、ポイントを使ってダンジョンのさらに深い階層を解放でき、そこを目指して周回を繰り返していくというのがゲームの基本的な流れだ。ポイントはゲームアツマールのスコアボード機能でランキングされるなど、スコアアタックの要素もある。
戦闘はターン制のコマンド型で、運を表すLK(LUCK)の値がターンごとにランダムで変動するシステムが特徴。LKが高いと通常攻撃時に魔法の発動に必要なポイントが追加で得られる「ラッキーヒット」が出やすくなったり、一部の魔法で追加効果が発動したりと、戦況にゆらぎを与える要素となっている。
こうしたシステムや多彩な魔法を駆使して戦うボス敵も多数用意されており、執筆時現在のバージョンでは実績として記録されるボスの数は23。また、マップのバリエーションは約100、装備品の種類は約200と、繰り返し遊べるボリュームとなっている。
探索型ジャンプアクションゲーム『なりゆきトレジャーハンティング』ふりーむ!にて公開
WHITE-FLUTEは4月20日、探索型ジャンプアクションゲーム『なりゆきトレジャーハンティング』をふりーむ!にてフリーゲームとして公開した。WHITE-FLUTEのサイトでは2月より公開されている作品。
巨大な洞窟に落とされてしまったトレジャーハンターの青年が、洞窟から脱出するべく探索をしていくというアクションゲーム。敵を倒したり一部の地形を破壊できる爆弾を活用しながら、隠し通路やさまざまなギミックが仕掛けられたステージを攻略していく。
本作はWHITE-FLUTEが2001年に公開したフリーゲーム『迷牢 – aka colossal cave』の流れを汲む作品で、『迷牢』と同様に、複数のステージ(マップ)が複雑に絡み合うなどファミコンゲーム『アトランチスの謎』を意識した構成となっている。
レトロゲーム風ホラーRPG『クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説』Nintendo Switch版発売
有限会社レジスタは4月21日、レトロゲーム風ホラーRPG『クトゥルフ神話RPG 血塗られた天女伝説』のNintendo Switch版を発売した。5月10日までは発売記念セールとして約25% OFFで購入可能。
AlchemyBlueが2017年、PC向けにリリースした作品の移植版。クトゥルフ神話を題材とした作品で、性別、名前、能力値、スキルなど様々な要素でキャラメイクした主人公を操作し、個性豊かな仲間たちと共に人里離れた山奥の村で「赤い夜」と呼ばれる災いに挑んでいく。
Nintendo Switch版ではキャラクターイラストのリニューアル、遊びやすい難易度でプレイできるカジュアルモードの追加、新規アイテムの追加などが施されている。
パズルアクションゲーム『さかだちの街』新トレイラー・Steamストアページ公開
丸ダイスは4月21日、パズルアクションゲーム『さかだちの街(英題: Invercity)』の新トレイラー動画およびSteamストアページを公開した。
「さかだち」をすることで自分の足の方向にものが落ちるよう自分以外の重力を逆転させたり、画面の上下をひっくり返すことで「さかだち」していたのが「ぶら下がっていた」ことにすり替わるというユニークな操作でパズルを解いていく作品。
本作は2020年に開催されたゲーム開発イベント「第15回 Unity 1週間ゲームジャム」の優勝作品をベースとしており、有料PCゲームとして十分な品質とボリュームを持った新作ゲームとしてリリース予定とのこと。