戦略SRPG『インペリアライザー』β版一般公開、現代日本SRPG『ドラマチックロード 風の発端』早期アクセス開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。
戦略シミュレーションRPG『インペリアライザー』β版一般公開
渡鳥之氏は7月30日、戦略シミュレーションRPG『インペリアライザー(IMPERIALIZER)』のβ版の一般公開を開始した。フリーゲームとして開発中の作品で、一般公開時のバージョンは0.80。エンディングまでプレイ可能で、ゲームの機能はほぼ全て実装されているという。同氏によると「ただまだバグは多そうなのと、作者自身もう少し通しプレイをしながら、またプレイヤーの実際の声を聞きながら煮詰めたい部分もあります」とのことで、完成版となるバージョン1.00に向けて更新が続けられている。
『IMPERIALIZER』は大陸の果ての地にして六大国家が争う「ラグメル」を舞台に、その中央を治めるパリシア帝国の第二皇女「ラウフェイ」を主人公として描かれる地域制圧型の戦略シミュレーションRPG。敵味方が順次行動するアクティブターン制で、ヘクスマップや、近接攻撃などは対象ユニットと重なることで行うという射程ゼロの概念などが特徴。
プログラム・シナリオ・グラフィック・BGMすべてが自作で、開発期間は9年ほど。同氏によると「ベルウィックサーガに多大な影響を受けて作り始めたSRPGですが、最終的には色々と独創性も出せたかなと思います」とのこと。ブログでは影響を受けた作品も掲載されている。
シミュレーションRPG『ドラマチックロード 風の発端』早期アクセス開始
アラスカ横断部は8月4日、シミュレーションRPG『ドラマチックロード 風の発端』の早期アクセスをSteamにて開始した。11日まではリリース記念セールとして15% OFFで購入可能。
2006年にリリースされたシミュレーションRPG『ドラマチックロード 二輪部の挑戦』(現在はフリーゲームとして配信中)のシリーズ作品。現代日本の神奈川県を舞台に学生達が学園の平和のために戦うという世界観が特徴で、ライダー・マジシャン・球児など現代ものならではの多彩なキャラクターが仲間となる。
システムは敵味方が順次行動する混合ターン制で、1ターンに1回だけ、行動順ではないキャラクターを即座に動かせる特殊コマンド「シフトチェンジ」が特徴。
物語は自警団「叢雲同盟」の3年間におよぶ激闘を全三部で描く構成で、早期アクセス版では第一部を収録する。早期アクセス期間は6~12カ月程度を見込んでいるとのこと。
ループ型選択形式アドベンチャーゲーム『春待ちトロイダル』リリース
さめさめサメーションは8月3日、ループ型選択形式アドベンチャーゲーム『春待ちトロイダル』をSteamにてリリースした。
とある離島の高校で卒業までの10日間を繰り返していくループもののアドベンチャーゲーム。カードバトル形式で行われる「対話」によってクラスメイト達との関係性を深めることでストーリーを進め、島に隠された秘密を探っていく。
「HSPプログラムコンテスト2023」開催
HSPプログラムコンテスト実行委員会は1日、プログラミング言語HSP(Hot Soup Processor)により作られた作品を募集し、表彰するイベント「HSPプログラムコンテスト2023」の作品募集を開始した。募集期間は8月1日から10月31日まで。
応募可能な作品は、2023年1月1日以降に更新されたHSP製のプログラム。募集期間後には一次審査や最終選考が行われ、12月1日に受賞作品が発表される予定。入賞者への賞品のほか参加賞も用意されている。応募されたゲームやツールなどの作品はコンテストのページに順次掲載されており、ダウンロードしてプレイ・利用することが可能。