ローグライト花火アクション『リスパーク』体験版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

ローグライト花火アクション『リスパーク』体験版公開

Enigmatic Networkは9月27日、ローグライト花火アクションゲーム『リスパーク』の体験版をSteamにて公開した。

手持ち・クラッカー・爆竹・ロケット・打ち上げなど、30種類以上の花火を武器として戦うローグライトのプラットフォームアクションゲーム。花火ごとに攻撃範囲や軌道などが特徴的で、とくに打ち上げ花火は強力だが、爆風に巻き込まれると自分もダメージを受けたり、木箱に当たると打ち上がる前に爆発してしまうというように花火がテーマならではの特徴的なプレイ感となっている。

体験版では本作に登場する8つのワールドのうち、3つのワールドをプレイ可能。ただしセーブはできず、ストーリーも未実装となっている。また、現時点ではマウスとキーボードによる操作のみ対応しているが、将来的にゲームパッドにも対応するとのこと。

縦スクローグライトSTG『RANDOMAX』体験版公開

ASTRO PORTの縦スクローグライトSTG『RANDOMAX』の体験版がSteamにて配信開始された。

3つの武器を使い分けながらステージを攻略していく縦スクロール型のシューティングゲーム。武器は使用回数が限られており使い切ると破棄となるが、ステージ進行中にランダムな武器が次々と供給され、新しい武器を使っていけるのが特徴。武器は特徴が異なる70種類以上が用意されているとのこと。

体験版ではチュートリアルとステージ2までをプレイでき、登場する武器は一部となる。

RPG『風と花曲のアンブレラ』公開

シキ氏は9月29日、RPG『風と花曲のアンブレラ』をフリーゲームとして公開した。

令嬢にして「風乗り」という英雄の末裔である主人公のセシリーが、風が運んできた誰かが助けを求める声を聞いたことから旅立ち、風乗りの伝承が伝わるガーデニアの地で仲間と共に冒険を繰り広げて行く作品。

戦闘はサイドビューで、魔法を使うことなどでフィールド上に溜まっていく風の魔力を消費するスキルの存在などが特徴。また、セシリーのお嬢様らしい優雅な所作でのアクションなど、描き込まれたドット絵による戦闘アニメーションも見どころとなっている。

アクションゲーム『砂漠の国の冒険記~アルと地底の迷宮~』フルリメイク版公開

爛漫堂は10月1日、フリーゲームとして公開中の横スクロールアクションゲーム『砂漠の国の冒険記~アルと地底の迷宮~』をバージョン2.00へとアップデートした。

謎の一団にさらわれた妹を救うため、ピラミッドの最深部を目指していくステージクリア型の作品。敵弾の撃ち返しもできる剣や遠距離攻撃ができる火炎弾などで戦い、ステージ中の宝箱などから得られるアイテムでさまざまな能力を得ていく要素も特徴となっている。レトロゲーム調のドットグラフィックも見どころ。

バージョン2.00は、ゲームエンジン「Godot Engine」を使用してフルリメイクが施されており、ちらつきや処理落ちが大幅に減少したとのこと。また、新要素も多数追加されているという。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。