名作シミュレーションRPGのような作品が作れる!期待のゲーム制作ツール「SRPG Studio」

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いまやゲームを作る時に欠かせなくなったゲーム制作ツール。有名どころでは「Unity」「Unreal Engine」「RPGツクール」…などなど、さまざまなソフトが挙げられるだろう。
そんな中、心待ちにしていたユーザーもいると思われる「シミュレーションRPG」を制作するためのツール「SRPG Studio」が、先日4月10日に登場した。

シミュレーションRPG作成ソフト「SRPG Studio」公式ページ

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「SRPG Studio」ゲーム画面

デフォルトのゲームシステムは、あのコンシューマの名作シミュレーションRPG「ファイアーエムブレム」を思わせるものとなっている。基本的な制作はプログラミング不要で、「RPGツクール」のように、あらかじめ用意されたコマンドを組み合わせていく、初心者にも分かりやすいものだ。加えて、スクリプトによるシステム改造も可能となっており、細かい部分にもこだわれるSRPGが制作できそうだ。

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筆者もさっそく購入して制作を行ってみたが、直感的で使いやすいコマンドが多いと感じる

「SRPG Studio」では、基本的な機能を紹介しつつ、全2マップを攻略するサンプルゲームも収録されている。それをまず遊べば、どんなゲームが作れるかを理解できるだろう。

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サンプルゲーム画面①:直接攻撃シーン

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サンプルゲーム画面②:間接攻撃シーン

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サンプルゲーム画面③:戦闘前のマップ場面

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サンプルゲーム画面④:目標確認画面

「SRPG Studio」自体は有料のゲーム制作ツールだが、機能が制限された無料版も頒布されている。制作したゲームは商用利用可能となっている。

シミュレーションRPGというジャンルは、たとえば小規模開発のフリーゲームにおいても、フリゲ2013にて3位を獲得した『魔法少女』、コンテストパークwebにて金賞を受賞した『-新説-UPRISING』…などの人気作品が出てきている。このようにゲームプレイヤーの間で根強い人気が伺えるものの、個人向けのSRPG開発ツールは「SRC(Simulation RPG Construction)」や「シミュレーションRPGツクール95」などが発表された以降、制作のスタンダードとなるツールは出てこなかった。

そんな中で登場した「SRPG Studio」は、シミュレーションRPG制作における強力なサポートになりそうだ。さっそく使用しているユーザも出てきているようなので、興味のある人は検索などで情報を追ってみるといいだろう。まだリリースされたばかりのツールではあるが、今後を楽しみにしたい。

シミュレーションRPG作成ソフト「SRPG Studio」公式ページ

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。