運命に囚われた少女の物語を描くフリーホラーゲーム『虚白ノ夢』。小説版が発売決定!

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フリーゲームの中でも特に人気のジャンルの一つであるホラーアドベンチャーゲーム。その中で昨年話題となった作品『虚白ノ夢』の小説版の発売が発表された。


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本作は墓荒らしダンジョン探索RPG『積層グレイブローバー』や、選択系恋愛ADV『Leanan-Sidhe』などの特色ある作品を送り出してきたサークル「てりやきトマト」の新作だ。

ゲームの特徴としては、『青鬼』や『魔女の家』といった名作フリーホラーゲームに見られる「おどろかし」のホラー描写が巧みであることがまず挙げられるだろう。そのほか詳しいゲームの内容については、以前にもぐらゲームスでも紹介を行なっているので、こちらも読んでみてほしい。

フリーホラーゲーム『虚白ノ夢』。運命に囚われた少女の物語と、巧みな恐怖演出が味わえる

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『虚白ノ夢』ゲーム画面

本作はホラーアドベンチャーとしてのゲーム性もさることながら、運命に囚われた少女たちが織り成す物語自体にも「恐ろしさ」があり、読みごたえのあるゲームだった。既にゲームを遊んだ人も、そうでない人も、今回の小説版で『虚白ノ夢』の世界に浸ってみてはいかがだろうか?


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なお、フリーゲームの小説化といえば、告白を成功させる組織の活躍描く異色のフリーゲームADV『コクラセ』や、人気のサイコホラー・フリーゲーム『殺戮の天使』の小説版も今後発売される予定との事。こちらも楽しみに待ちたい。


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  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。