仮想空間に現実の手や腕の動きが反映できるグローブ型コントローラー「Control VR」とは?
Oculus Rift DK2の出荷、GoogleのスマホVR「Cardboard」など、仮想現実の世界に浸るためのヘッドマウントディスプレイが盛り上がりを見せている。
では、操作は?
そう、Oculus Riftを被るとわかるのは、手元が見えないということ。
それにコントローラーで操作してもAボタンを押すと手を伸ばすなどの動作はせっかく仮想現実の中にいるのに、ちょっと残念…。
より直感的に、より現実と同じように。
現実の手の動きをそのまま反映したい!
そんなニーズに応えるかのように様々な周辺機器が開発されつつある。
その一つが、グローブ型のコントローラー「Control VR」だ。
この「Control VR」は手と腕の動きに連動する。
完全にアイアンマンである。
カメラなどでモーションをとるよりも正確で応答速度が速い。遅延を表すレイテンシは、Oculus Rift DK1と同じ50-60ミリ秒。さらに改良を進め、開発者キットでは20-30ミリ秒にまで縮めるという。
Oculus Riftはもちろんのこと、開発のためのUnity、Unreal Engine 4に対応。そしてGoogle Glassにも対応する予定とのこと。VRだけでなくARの世界にも自分の手を投影できるようになる。
製品化はまだまだ先。現在、アメリカのKickstarterでクラウドファンディングのプロジェクトが進行中。支援者への開発キットの出荷は2014年12月を予定しているとのこと。
支援額により、350ドルで片手、600ドルで両手のグローブが送られてくる。
既に目標額は達成しているが、残り数日となっているので、気になった人は急ごう。
https://www.kickstarter.com/projects/controlvr/control-vr-motion-capture-for-vr-animation-and-mor
VR関係の周辺機器では、歩行を実現する「Virtux Omni」も開発中で注目を集めている。
今後も、どんな周辺機器が出てくるのか楽しみだ。
※本記事は紹介記事であり、KickStarterでの支援にはリスクも伴います。支援の際は自己責任をお願いします。
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