日本インディーゲームシーンを追いかけたドキュメンタリー映画『Branching Paths』が7月29日に配信開始【BitSummit 4th】

インディーゲーム

7月9日~10日に開催されたインディーゲームの祭典、Bitsummit 4th。
そこで展示されていた作品の1つが、TVディレクターなどの仕事を行ってきたフランス出身のアン・フェレロ(Anne Ferrero)監督による、2年間に渡り日本のインディーゲームシーンの取材を行った映画『Branching Paths』。Bitsummitに出展された作品に与えられる賞の1つである「MAGICAL PRESENCE AWARD」にも選ばれていた話題作だ。

・『Branching Paths』トレイラー

Branching Paths
 
Branching Paths
 
Branching Paths
 
トレーラームービーはPLAYISMブースにて出展されていた。本映画はSteam、Playism、iTunesにて7月29日に配信予定、価格は980円(税込)となっている。対応予定言語は英語・日本語となっている。今回、会場にて、アン・フェレロ監督に『Branching Paths』に関するコメントを頂くことが出来たので、掲載したい。

「この映画の撮影に関しては、自分の本業とは別で2年間、活動を行ってきました。そういった意味では、この映画自体もインディーですね(笑) これまでインディーゲームシーンを描いた映画は『Indie Game: The Movie』などありましたが、日本ならではの特色あるインディーゲームにフォーカスを当てた映画はなかったと思います。

この映像制作のためにインタビューした人数は80人ほど。完成に至るまで時間がかかりましたが、それに見合った作品になったと思っています。見てほしい方としては、海外・日本のどちらの人も想定していますが、やはり日本の人にこそ見てほしいと思っています。特にインディーゲームに関わる人、そしてゲーム好きの人に見て頂きたいと考えています。」

Branching Paths
 
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日本のインディーゲームの現状を発信しようとした本映像を、ぜひ見ておきたいところだ。

Branching Paths 公式ページ

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。