文字通りの“推理小説ゲーム”『椿屋敷の亡霊』2つの視点から事件を考察し、隠された真相を暴け
時は昭和初期。一代で会社を築き上げた女社長で、財界でも名の知られた御影真珠子(みかげ しずこ)は、道楽の一環で探偵事務所を始めた。
しかし、やってくる依頼は不倫の調査に家出人捜し、迷いネコの捜索といったものがほとんど。それ ...
そのスキャンダルは罰に値する罪か?重い問いかけを残すストーリーが光るノベルゲーム『クリエイターズ・デスゲーム』
ある理由で集められ、特定の空間に隔離・幽閉された登場人物たちが、死を伴う危険なゲームに巻き込まれていく模様を描く「デスゲーム」。古くはSF小説から始まり、後に映画、漫画へと広がっていったこのジャンルの作品には、いくつかのタイプが存在す ...
「“遊べる”文字のない絵本」なゲームデザインを持ち味とする短編ポイント&クリックADV『リルミネイト』
絵と文章の2つで構成される「絵本」。そんな絵本の中には、文章(文字、言葉)がいっさい存在しない、絵だけで表現された「文字のない絵本」というものがある。
このような絵本では、描かれている物語、その主人公となる人物の名前もいっ ...
お面を着けた女の子と夏祭りを楽しんだ果てに何が……?手の込んだ演出も必見の短編アドベンチャー『水底の記憶』
ある日、主人公「ゆう」は、地元「水神町(みなかみちょう)」にある駄菓子屋の前に浴衣を身にまとった状態で立っていた。その駄菓子屋は、店を営むおばあさんが足を痛めたのを機に閉店したはずだったが、なぜかおばあさんは元気。
さらに ...
たとえ、記憶の奥底に隠された真実がツラいものであったとしても『未解決事件は終わらせないといけないから』
推理。その言葉から連想される娯楽作品と言えば、探偵や刑事が主人公のミステリーだろう。ゲームであれば、アドベンチャーゲーム、ノベルゲームが真っ先に連想される。
そんなイメージがある中で、推理するパズルゲームと来たら、どんな内 ...
深夜にだけ営業する、小さなラーメン屋台に集う者たちの癒しと救いの物語。対話型ADV『深夜のラーメン』
気温が冷え込んでくる季節になるほど、無性に食べたくなるラーメン。
特にそのような季節において、夜の時間帯に食べるラーメンというものは格別である。とりわけ近年、減少傾向にある「ラーメン屋台」のラーメンは、その環境的な特徴と夜 ...
某名作を強烈に意識しつつ、その印象を180度ひっくり返すカオスなストーリーが見所のSFサウンドノベル『神無迷路』
上記、スクリーンショットは今回ピックアップする『神無迷路(かんなめいろ)』のワンシーンである。
このテキストメッセージの表示と複数ある選択肢、キャラクターたちの表現方法を見て、おそらく1990年代からゲームに慣れ親しんでい ...
狂気の短編ホラーゲーム?『上の乳歯を屋根に投げる』「株式会社 歯」の歯は、従業員の職場復帰のために頑張ります!
「株式会社 歯」に勤務する主人公「歯」は、日々の多忙が祟り、自室で寝落ちしてしまう。
それから間もなく、1本の電話が鳴り響く。そのけたたましい音で目を覚ました歯は、寝ている間に仕事で何かあったのかとの不安を胸に受話器を取る ...
狂気の遊園地へようこそ!華やかな演出の数々が目を奪うダークファンタジーアドベンチャー『Illusion Carnival』
今回紹介する作品は遊園地を舞台とした作品である。自分と遊園地の関わり合いがどうだったか…というところを思い返してみると、娯楽を追求するこの生業をしていても遊園地というものに案外縁がなく、上手く紹介できたものか急に不安がよぎったりもする ...
今度こそ、魔王を倒せ―『イーザディアの迷宮』は、緊張と弛緩が交差し続ける戦闘が見所のアクションADV……なのか?
遥か昔、世界を脅かそうとした魔王は勇者によって倒され、決戦の場となった地に封印された。
しかし、封印は完全ではなく、魔王は徐々にその力を取り戻し始めていた。そして、湧き立つ魔力は周辺の環境をゆがめ、千変万化の姿を示す魔窟「 ...