DLsiteがSteamパブリッシング作品を公募開始 日本語を含む販売も可能
株式会社エイシスの運営するダウンロード販売サイトDLsite.comは16日、DLsite.comがパブリッシャーとなってSteam配信を行うゲーム作品の公募を開始した。
同社は今年2月にSteamパブリッシャー事業を開始しており、今回、サークルがSteam配信を希望する作品を応募可能となった。既に発売済みのゲームとこれから発売予定のゲームのいずれも応募可能。応募作品の中からDLsite.comがパブリッシングするタイトルを選定し、Steamへの作品登録や審査に関する窓口の代行、多言語への翻訳、サポート業務の補助を行う。
販売および対応言語に関する諸条件は大きく分けて2パターンあり、DLsite.comが翻訳費用を全額負担して英語および中国語(繁体字・簡体字)へ翻訳するケースと、DLsite.comが提供する「作品まるごと翻訳サービス」を利用する形でサークル側が翻訳費用を負担するケースで分かれる。なお、後者の場合パブリッシング対象として優先的に選定されるという。
DLsite.comが翻訳費用を全額負担した場合、Steamで販売されるゲームには日本語が含まれず、日本語版はDLsite.comでの販売となる。翻訳費用をサークル側が負担する場合、Steamでも日本語を含むゲームの販売が可能。ただし、Steamでの販売開始はDLsite.comでの販売開始から1カ月後となる。なお、後者の条件については公募開始時点で記載がなかったが、その後ページが更新されて記載が行われた。
販売および対応言語に関する諸条件の概要
DLsite.com側の手数料はSteamからDLsite.comに支払われる金額の50%を基本とし、翻訳の文字数や「作品まるごと翻訳サービス」利用の有無など作品ごとの状況によって調整されるとのこと。そのほか詳細な条件などは公募ページを参照してほしい。