手のジェスチャーで操作するLEAP MOTIONとOculus Riftを組み合わせたおすすめソフトを一挙紹介
赤外線センサーで手の動きを認識するデバイス「LEAP MOTION」。手元が見えないOculus Riftのコンテンツを遊ぶ際に、直感的に操作できるデバイスとして使われてきた。価格も国内販売価格が1万円以内とお手頃だ。
Oculus Riftと同様に開発用のソフトウェア(SDK)が配布されており、開発者が自由にLEAP MOTIONを使ったコンテンツを作ることができる。
そんなLEAP MOTIONを使ったコンテンツのコンテスト「LEAP MOTION 3D JAM」がLEAP MOTION社とインディゲームのイベントIndiecadeのコラボで開催されている。10月19日から12月2日までに全世界から集まった応募作品の数は158。そのうち50以上の作品がOculus Riftと同時に使用できるものとなっている。
LEAP MOTION 3D JAM公式サイト(英語)
http://itch.io/jam/leapmotion3djam
総額75,000ドル(約1000万円相当)もの賞金、賞品も出るようで、世界中の開発者が腕をふるったソフトが勢揃いしている。手から炎を出す魔法を使ったりできるもの、3D空間に絵を描けるものなど多岐に渡る。色々と試してみた中で注目すべき作品を紹介しよう。
なお、ダウンロード先で、開発者への寄付をするかどうか聞かれるソフトがあるが、「No thanks, just take me to the downloads」を押すと無料でダウンロードができる。もちろん、活動を応援したいソフトには寄付をしてみてほしい。
また、OculusをかけてLEAP MOTIONを使うと、視界を遮られた状態で手を振り回すことになる。プレイする際は周囲に十分注意しよう。
World of Comenius
2ヶ月ほど前に話題になっていたソフトが今回のイベントにも参加。ソフトを起動するといくつかの体験メニューが現れ、指で突っつくと選択できる。指で絵を描く体験、点を打ってそこに様々な種類の線を引く体験などLEAP MOTIONを使った様々な体験が詰まっている。3D空間上に浮いているパネルを指先で操作するインターフェースは近未来的だ。
特に印象的なのが、人体模型をいじくりまわす体験。動いている心臓を動かしたりと、実際に自分の手へのフィードバックはないが、小学生の頃に樹脂製の人体模型を触ったときよりもはるかに生々しい。
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ElementL: Ghost Story
手から炎と水を出して、浮遊しながら近づいてくるドクロのような敵に当てるゲーム。手の平を上に向けると術が使え、敵に向かって突き出す動作で放つことができる。なお両手の手のひらを合わせると緑色のエナジーボールを溜めることができる。
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Kinesis
スター・ウォーズに出てくるフォースのような力を使って近づいてくる敵を倒していくゲーム。視点を合わせて敵をロックオンしたら、できる行動は3種類。1つ目は手を開いた状態で前後移動、敵を奥に吹き飛ばすか引き寄せることができる。2つ目は開いている手のひらをまた握る動作で、敵を拘束し横方向に移動させることができる。3つ目は拳を握ってから手を広げると現れるビリビリで攻撃するものだ。特に敵をビリビリさせる瞬間は爽快。様々な方向から近づいてくる敵を倒していくと次のステージに進むことができる。
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Tran;section
VRの中にPCがおいてあり、その中でゲームをするという不思議なゲーム。横スクロールのアクションゲームなのだが、障害物をクリアするためには、VR空間内に見えている身の回りの品を掴んで画面に近づけて使わなければならない。例えば、火が燃えていて通れないところは、近くにあるマグカップを手に取り、水をかけると通れるようになる。キャラクターを動かすためには、十字キーを使わなければならないため、やや操作性に難がある。とはいえ、「これは何を使うんだ?」と考えるときにメニューのアイテム欄を眺めるのではなく自分の周りを見渡すという発想が斬新だったため紹介しておきたい。
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Graffiti 3D
3Dお絵かきソフト。最初に紹介した『World of Comenius』にも入っているが、このソフトはお絵かき機能のみ。指先で3次元に線を描いていく感覚は不思議で、2次元でも満足に絵をかけない筆者からするとものすごく難しかったが、描いたものを3Dプリンターで出力、といったことも将来できるようになるのかもしれないと感じさせる。
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Your new life
ユニティちゃんが登場するゲーム。手を使って何をするかというと、ユニティちゃんと一緒に踊るのだ。リズムに合わせて両手を上下させることでポイントが加算されていく。海外の開発者が制作したものなのでユニティちゃんの声がオリジナルではないのが残念だ。
※ライト等の色使いがかなり過激なので、光の点滅が苦手な人はご注意ください。
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Abstract
こちらは、DJのターンテーブルを再現したソフト。流れる曲に合わせてターンテーブルの上のパネルを操作すると、目の前に様々なグラフィックが出現する。VR空間でクラブを再現するとしたらこういう仕掛けになるのだろうか。
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Corridor 17
手で操作するシューティングゲーム。手前から奥に向かって自機が進んでいくのだが、手の動きで攻撃の方向を、頭の向きで自機の移動する方向を操作できる。少し新しい感覚なので戸惑うかもしれないが、慣れてくるとなかなか楽しい。Oculusを使った際に身体だけで操作ができるシューティングは、以前紹介した『Vanguard V』とも共通して「直感的なプレイのしやすさ」がある。
操作は頭を動かすだけ!宇宙空間を駆けるVRシューティング『Vanguard V』
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The Gunner of Dragoon
360度のシューティングゲーム『BLAST BUSTER』の制作者、野生の男氏が贈るドラゴンに跨がり、銃を撃つゲーム。wiiリモコンがあれば、さらに操作性が向上するが身の回りにある棒状のものを使ってもプレイできる。プレイするためには、LEAP MOTIONの設定で「道具の追跡」にチェックを入れ、「手の追跡」のチェックをはずす必要がある。棒を迫り来る障害物に向けると銃を構えることができるので、マウスのクリックかwiiコントローラーのボタンを押すと発射することができる。メタリックでかっこいいドラゴンの質感にも注目。
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エベレストで雪合戦
11月29、30日に開催されたOculus Game Jamで@YackSaw氏と@kassy708氏が制作したコンテンツ。敵に向かって雪玉を投げる動きをすれば雪玉を投げつけることができる。巨大雪だるまを倒すとクリアだ。
こちらのコンテンツはもぐらゲームスでもダウンロードできる。
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ういっすくん百烈拳
こちらも11月29、30日に開催されたOculus Game Jamで@nobikko氏と@Ranats_rifle氏が制作した作品。360度色々な方向から近づいてくるキャラ・わるういっすくんに向かって手を突き出し撃退しよう。どんどん迫ってくるので百烈拳のごとく激しく手を繰り出さないとやられてしまうぞ!
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