Oculus Rift DK2 の購入方法と対応ゲームの探し方まとめ
2014年11月11日。OculusVR公式サイトが日本語化されたため、日本語版サイトでの購入記事を書きました。
Oculus Rift DK2の購入方法ガイド 公式サイトも日本語に対応!
2回にわたってその魅力を紹介してきたOculus Rift。
日本向けの出荷が優先されることが明らかになった開発者キット第2弾(Development Kit 2、通称DK2)を紹介しよう。
Oculus Riftのことを知りたいという方はこちらの記事も合わせてどうぞ
DK2での改善点
4月7,8日に東京で開催された「Unite Japan 2014」では、Oculus VR社によるDK2の体験コーナーがあったので筆者も体験してきた。
ズラリと待機列。会場の外まで並んで2時間待ちになっていたときも。
以前も紹介したVitei社の「MODERN ZOMBIE TAXI DRIVER」は初期型とDK2の両方の展示をしており比較しやすかった。やはり画面の鮮明さが改善されている。1280×720の液晶から1920×1080の有機ELにパワーアップし、フルHDに対応したため視野全体がクッキリと鮮明に映し出される。
こちらは初期型がおいてあったブースの様子
また、ヘッドトラッキング機能が強化されている。カメラが付属し、正面に置くことで頭の回転だけでなく、位置関係も読み取ってくれる。
実際にしゃがんで覗きこむ動作をすると、ゲームの中でも机の下を覗きこむなどの動作ができるようになった。初期型ではコントローラー頼みだった操作が、自分自身の体の動きで実現できるので、Oculusの特徴である没入感はさらに増すことになる。
洋館の中を進むホラーゲームを体験してみた。
しゃがんでみたり。
すいません、ホラー苦手なんです。最後のドッキリが怖すぎました。
Oculus Rift DK2の購入方法
現在、このDK2は全世界に出荷中だ。現在は、最速で1,2週間で手元に届くようだ(2014年10月25日時点)
開発版でもいいので手に入れたい、という人向けに購入方法を紹介しよう。
気になるお値段は初期型と比べると350ドルと、50ドル高くなった程度だ。
実際には、日本への送料75ドル、さらに受け取りの際に関税・消費税がかかるので、かかる費用としては45000円程度だ(1ドル100円強の為替レートを想定)。
1.公式サイトから「PRE-ORDER NOW」をクリック
2.注文画面になる。個数と、チェックボックスにチェックを入れて開発者向けである旨を同意し、支払情報を入力したら下にスクロールしよう。支払いはクレジットカードかPaypalを選択できる。
※2014年5月13日追記
なお、決済方法をクレジットカードにした場合は、50ドルのデポジットを支払うことになる。差額分の決済は発送時になるので注意が必要だ。また、PayPalで支払いを行った際は、全額決済になる。
参考(Oculus VR公式):Oculus Rift Development Kit 2 FAQ – Oculus VR Support
3.請求先の住所・氏名をアルファベットで記入しよう。State/Provinceが都道府県、Cityが市区町村になる。
4.最後に、請求先と受取の住所が同じかを選択(異なる場合はさらに入力)。個人か法人かを選択したら、CONTINUEを押すだけだ。
5.これで合計金額と住所等を確認して、最後にもう一度同意のチェックを入れると注文は完了する。関税・消費税・通関料は、商品の受取の際に支払うことになる。税関の対応にもよるが、恐らく2000円強になるはずだ。
※運送会社への支払は、筆者の場合、Fedexで2100円だった。銀行振込やコンビニ支払、クレカ払いが可能だ(9月22日追記)
期待に胸をふくらませながら待とう!!
Oculus対応のソフトの入手方法
※DK2ではDK1ソフトは動かない。DK2対応ソフトでないと動作しないため、ダウンロードする前に確認をすること。(2014/08/13追記)
ハードは簡単に買えるとして、次はOculus Riftに対応するゲームを探す方法について触れたい。
現状、Oculus Riftに対応しているソフトの入手は少し難しい。
なぜなら、まだ開発者向けのキットしかない段階なので、個人的に自身のウェブサイト等でアップロードしていることも多いからだ。
ある程度リスト化されているサイトから個別に飛ぶことになるが、どのリストも全てを網羅できているわけではなく、不完全というのが玉にキズだ。
なお、もぐらゲームスではDK2対応のオススメゲームをレビューしている。
こちらから見れるので、ぜひご覧いただきたい。
1.Oculus VR Share
Oculus VRの公式ページ。Oculus社による審査を経たソフトが並んでいる。各ソフトのページの右メニュー内、「Supported Rift Versions」にDK2と書いてあればDK2に対応している。
2.Rift Arcade
Rift ArcadeはOculus Riftのソフトのレビューサイト。こちらで、DK2対応のソフトをまとめて一覧にしている。
3.Steam
PCゲームのダウンロードサイトSteamには、Oculus Riftに対応したソフトがいくつかある。
利用方法等はこちら
Steam VRの設定方法と楽しみ方 Oculus Rift DK2対応ゲームが遊べる!
以下はDK1のソフトが多く混ざっているので要注意。
4.RiftEnabled™ – Oculus Rift enabled list of games & demos
世界中のOculus Rift対応ソフトの一覧。「App&game list」からジャンルや対応コントローラーごとに検索をかけることができる。Oculusのデモでよく取り上げられるジェットコースターのデモ「Rift Coaster」もこちらからダウンロード可能。
5.List of games with Oculus Rift support – Wikipedia, the free encyclopedia
言わずと知れたWikipedia。ここからも対応ゲームの一部のリストを見ることができる。
6.Oculusソフト一覧 – Oculus Festival in Japan
日本のOculus開発者のイベントOculus Festivel(通称Ocufes)の公式サイトには、日本人開発者によるOculusのソフトが掲載されている。
7.アップローダー「BowlRoll」でのOculus Riftタグ
こちらも日本人開発者のソフトがダウンロードできる。日本初のOculus対応ソフトで話題になった@GOROman氏の「Mikulus」をはじめボカロと楽しい夢のひと時を過ごせるソフトが目白押しだ。
Oculusのソフトを探すのは少し骨が折れるが、家で自分のOculusを装着して目当ての仮想現実にダイブする体験は、一度経験してしまうと病みつきになる。
Unite Japan 2014では、Palmer氏から日本オフィスの開設についても発表があった。日本の開発者の支援のみならず、ソフトのプラットフォームであるOculus Shareの日本版にも取り組みたいとのことだ。
次回は、UniteでPalmer氏が明らかにした日本の開発者への期待についてレポートする。
Oculus Riftの関連記事はこちら
https://www.moguragames.com/category/oculus-rift/
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日本で開発されているOculus Rift対応のゲームはこれだ!―BitSummitで注目を集めたゲームたち – もぐらゲームス
「誰でも、どこでもできる」自分の街で Oculus Rift の体験会をー Ocufes in 豊橋レポート(ソフト紹介もあります)
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