参加型ホラーゲーム『祈念寫眞』公開、ドイツ語ネイティブ声優起用ノベルのボイスサンプル公開 ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は新作ホラーゲームの公開など2本です。

ホラーアドベンチャーゲーム『祈念寫眞』公開

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ホラーアドベンチャーゲーム『祈念寫眞(きねんしゃしん)』が10日、フリーゲームとして公開された。RPGアツマールで公開されており、PCおよびスマートフォンでプレイ可能。

フリーゲーム制作者など多数のクリエイターの共同制作による作品。写真を撮ってポイントを集められるスマートフォンアプリ「祈念寫眞」を使い始めた中学生の仲良し4人組が非日常へと踏み込んでいき、楽しかった撮影がどんどん恐怖に変わっていく。

システムとしてはアプリからの写真撮影ミッションをクリアしていくほか、RPGアツマールの非同期通信機能を利用して落書きを他のプレイヤーと共有するシステムも特徴。“参加型ホラーゲーム”と謳われている。

ビジュアルノベル『Summer!』作品ページ開設、ボイスサンプル公開

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同人ゲーム制作サークルSEAWESTは7日、ビジュアルノベル『Summer!』の作品ページを開設した。

フリーゲームとして公開されているノベルゲーム『春の日に道が続く』の続編。前作から2年半が経ち高校生になった主人公の少年「昇」と、夏休みにドイツから帰ってきた前作のヒロイン「小真(こま)」、その友人「ハンナ」という3人による物語を描く。

小真とハンナの台詞はフルボイスとなっており、ハンナのボイス担当にはドイツ語ネイティブの声優を起用。ハンナは挨拶以外の日本語が話せずドイツ語で話すが、昇には聴き取れないので作中テキストに台詞が表示されず日本語訳も出ないというのが大きな特徴。異文化コミュニケーションを実感できるという仕掛けとなっている。

コミックマーケット96にて頒布予定。作品ページにはボイスサンプルも掲載されている。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。