アクションSTG『ギガンティック・アーミー』Switch版リリース、ミステリーADV『千里の棋譜』コンシューマ版発売日決定など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は同人・フリーゲームのコンシューマ移植作品に関するものなど3本です。
リアルロボットアクションSTG『ギガンティック・アーミー』Nintendo Switch版リリース
フライハイワークスは11月14日、ASTRO PORTのリアルロボットアクションSTG『ギガンティック・アーミー』のNintendo Switch版のダウンロード販売を開始した。オリジナルのPC版は2010年リリースで、Steam配信も行われている。
陸戦型の有人戦闘ロボットに乗り込み、任務を遂行していくという作品。ドットで描き込まれた重量感あふれるメカのグラフィックや、さまざまな銃火器や特殊兵装にパイルバンカーといった多彩な攻撃方法などが特徴となっている。
ミステリーADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』発売日決定、公式サイト開設
ケムコは11月8日、アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』を2020年2月27日に発売することを発表し、公式サイトを開設した。
『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、ゲーム制作集団Child-Dreamがフリーゲームとして公開しているアドベンチャーゲーム『千里の棋譜』のPS4/Nintendo Switch向けリメイク作品。『千里の棋譜』は将棋をテーマにしたミステリー作品で、名人の失踪や、将棋界で隠され続けた禁忌の棋譜といった謎を軸に、「将棋界最強は人間かAIか」といったトピックも絡めつつ物語が展開していく。高橋道雄九段が企画監修を行っており、ゲーム内に出演しているのも特徴。
コンシューマ版となる『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、Child-Dream代表で同作シナリオライターの宮下英尚氏が設立した株式会社ミスタ・ストーリーズとケムコの共同制作で、従来のシナリオを第一部とし、第二部として書き下ろしの新章が追加。サブシナリオなども追加される。
さらに音楽が一新され、楽曲は『逆転裁判』シリーズの一部や『グランディア』の作曲などで知られる岩垂徳行氏による全曲書ろしとのこと。また、高橋九段のほかに実在の棋士として、香川愛生女流三段(副監修も担当)、糸谷哲郎八段、高見泰地七段、山口恵梨子女流二段、高橋和女流三段が作中に登場する。
PS4版、Nintendo Switch版ともにパッケージ版とダウンロード版が同時発売予定。パッケージ版には詰将棋などが盛り込まれた小冊子が特典として封入される。
ヴィジュアルノベルゲーム『WORLD END ECONOMiCA』TVアニメ化に向けたクラウドファンディング開始
同人サークルSpicyTailsは11月14日、ヴィジュアルノベルゲーム『WORLD END ECONOMiCA』のTVアニメ化に向けたクラウドファンディングを開始した。期間は2020年1月5日まで。執筆時現在すでに目標額を達成済みだが、引き続き支援の受付は行われている。
『WORLD END ECONOMiCA』は、同サークル代表でライトノベル「狼と香辛料」の著者としても知られる作家・支倉凍砂氏がシナリオと制作の総指揮を務め、2011年から2013年にわたって三部作でリリースされた、金融をテーマとした青春アドベンチャー作品。現在はSteamで配信されている。
TVアニメ化は個人投資家からの資金提供の申し出をきっかけとして企画が立ち上がったもので、今回のクラウドファディングは制作資金を募るものではなく、アニメ化を成功させるための知名度向上に使用する宣伝広告費を募るものとなっている。