ライン型マップで戦うSRPG『木精リトの大樹錬世記』第1章公開、『帽子世界』TRPG版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題はシミュレーションRPGの新作公開など3本です。

コメディタッチ女神SRPG『木精リトの大樹錬世記』第1章公開

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Lemon sliceは1月25日、コメディタッチ女神SRPG『木精リトの大樹錬世記』第1章をフリーゲームとして公開した。ダウンロード版およびブラウザ版が用意されている。第1章の公称プレイ時間は約1時間。

世界の崩壊に巻き込まれ異世界で目覚めた少女リトが、マナから望んだものを創り出す技“錬世術”を使って人々を助けながら成長していくという作品。戦闘においては、リトがマップ上の「マナ・スポット」を確保して、味方全員がアーツ(攻撃技)を使うためのポイント「AP」を得られるようにするのが攻略の要となる。

幅1マスの道で構成されたマップも特徴で、「ライン・タクティクス・バトル」と謳われている。進軍の要素が単純化されている一方、前衛が道を塞いで後衛を守ったり、曲がりくねった道で遠距離攻撃を活用するといった独自の戦略要素を生み出すシステムとなっている。

なお本作は、コメディタッチ勇者SRPG『木精リトの魔王討伐記+』の続編だが、舞台・人物・システムを一新しており「初めての人もご安心ください」とのこと。

テーブルトークRPG『帽子世界TRPG』公開

えぬ氏(RPG探検隊)は、テーブルトークRPG『帽子世界TRPG』のサイトを公開した。基本ルール、スキルやアイテムのデータ、リプレイなどが掲載されている。

フリーゲームのRPG『帽子世界』のテーブルトークRPG版で、フリーゲーム版とほぼ共通の世界観。「できる限りお手軽シンプルに」というコンセプトのもと、6面ダイスと筆記用具だけで遊べるようになっているとのこと。

ビジュアルノベル『星詠みと流星のステラ』制作チーム解散

スタジオポラリスは1月28日、2018年初頭に公式サイトが開設されて以降制作中とされていたビジュアルノベル『星詠みと流星のステラ』について、現状の制作チームを解散したことを発表した。

これに伴い、pixivFANBOXでの支援については返還の案内が行われている。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。