ADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』発売など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題はフリーゲームのコンシューマリメイク版の発売など2本です。

アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』発売

senri-no-kifu-release-1
senri-no-kifu-release-2
senri-no-kifu-release-3

ケムコは2月27日、アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』を発売した。PS4/Nintendo Switch向けのパッケージ版とダウンロード版が用意されているほか、PC版のSteam配信も行われている。パッケージ版には詰将棋などが盛り込まれた小冊子が特典として封入される。

『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、ゲーム制作集団Child-Dreamがフリーゲームとして公開しているアドベンチャーゲーム『千里の棋譜』のリメイク作品。『千里の棋譜』は将棋をテーマにしたミステリー作品で、名人の失踪や、将棋界で隠され続けていたとある秘密を軸に、「将棋界最強は人間かAIか」といったトピックも絡めつつ物語が展開していく。高橋道雄九段が企画監修を行っており、ゲーム内に出演しているのも特徴。

コンシューマ版となる『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、Child-Dream代表で同作シナリオライターの宮下英尚氏が設立した株式会社ミスタ・ストーリーズとケムコの共同制作で、従来のシナリオを第一部とし、第二部として書き下ろしの新章が追加。サブシナリオなども追加される。

さらに音楽が一新され、楽曲は『逆転裁判』シリーズの一部や『グランディア』の作曲などで知られる岩垂徳行氏による全曲書ろし。また、高橋九段のほかに実在の棋士として、香川愛生女流三段(副監修も担当)、糸谷哲郎八段、高見泰地七段、山口恵梨子女流二段、高橋和女流三段が作中に登場する。

空中魔法少女弾幕対戦ゲーム『Maiden & Spell』リリース

空中魔法少女弾幕対戦ゲーム『Maiden & Spell』が2月25日、Steamにてリリースされた。3月3日までは10% OFFで購入可能。

多彩な攻撃方法をもつ少女達が戦う対戦型シューティングゲーム。プレイアブルキャラクターは8人で、ストーリーモードのほかローカル・ネットワーク対戦に対応する。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。