シネマチックノベル『fault – milestone one』PS4版発売、時間と宇宙の百合恋愛ノベル『her tears were my light』日本語版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。
シネマチックノベル『fault – milestone one』PS4版発売
インディーゲーム制作チームALICE IN DISSONANCEのシネマチックノベル『fault – milestone one』のPS4版のダウンロード販売が5月29日に開始された。
『fault』は、マナクラフトと呼ばれる技術が存在する世界を舞台とし、とある事件で国を離れた姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベル作品。マナクラフトの存在をベースに歴史や文化まで作り込まれた世界観や、旅先で出会うさまざまな人達とのドラマ、動的なカメラワークによる演出などが特徴となっている。
『fault – milestone one』はその1作目で、PCでは2013年にリリース。その後何度かアップデートが行われてきたが、コンシューマ版ではメインキャラクターの立ち絵リメイクなど、素材、演出面がさらに強化されている(シナリオはPC版と同一)。なお、コンシューマ版としてはNintendo Switch版も昨年10月にリリースされている。
短編百合恋愛ノベルゲーム『her tears were my light』日本語版公開
NomnomNami氏開発の短編百合恋愛ノベルゲーム『her tears were my light』の日本語版が、5月26日にリリースされた。PC/Mac版とAndroid版が配信されており、価格は無料だがPC/Mac版は配信サイトのitch.ioにて任意価格の支払いも可能となっている。
オリジナルはノベルゲームを対象としたゲームジャムNaNoRenO 2016にて制作された作品。「時間」と「宇宙」が紡ぐラブストーリーとなっており、主人公である時間が「時間を巻き戻す」ことで展開を変化させたりといった要素も特徴となっている。公称プレイ時間は30分〜1時間。
「GameMaker Studio 2」日本語化プロジェクト、翻訳100%達成
ゲーム制作ツール「GameMaker Studio 2」の、有志による日本語化プロジェクトにおいて翻訳率が100%を達成した。
「GameMaker Studio 2」はYoYo Gamesによるクロスプラットフォームのゲーム制作ツールで、2Dに特化しているぶん扱いやすい点などに定評がある。海外のインディーゲーム等で採用例が多く、国内でも採用が増えつつある模様。
本プロジェクトは公式から配布の許可を得ており、プロジェクトのページから日本語化ファイルをダウンロード可能。プロジェクトオーナーのWiNCHaN氏によると、この後しばらくは校正フェーズとなるという。