2Dアクション『Outrider Mako』デモ版公開、RPG『片道勇者プラス』 Switch版発売など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。
2Dアクションゲーム『Outrider Mako~露払いマコの見習い帖~』デモ版公開
Asamado Gamesが開発中の2Dアクションゲーム『Outrider Mako~露払いマコの見習い帖~』のデモ版がSteamにて配信開始された。SteamのオンラインイベントSteamゲームフェスティバル・サマーエディションの一環で、23日午前3時までの期間限定となっている。
神々の世界「マヨイ」で運び屋の下っ端として働くことになった主人公のマコが、依頼された納品物を集めて依頼主に届けていくという作品。敵やさまざまなオブジェクトに跳び乗ったり、跳び乗った敵に蜜をかけて動きを止めるアクションが特徴。描き込まれたドットグラフィックで表現される和風ファンタジー的な世界観や、さまざまなステージギミックなども見どころとなっている。
強制横スクロールRPG『片道勇者プラス』 Nintendo Switch版発売
PLAYISMは6月18日、SmokingWOLF氏(SilverSecond)開発のRPG『片道勇者プラス』のNintendo Switch版の配信を開始した。
『片道勇者』は、背後から闇に飲まれていく世界を舞台に、常に前進しながら攻略していくシステムが特徴のローグライクRPGで、“強制横スクロールRPG”と謳われている。フリーゲームの『片道勇者』にさまざまな要素追加や改良を施した有償版が『片道勇者プラス』で、2015年よりPC版が配信中。
Nintendo Switch版の内容は、年齢制限の都合で少しだけ修正が入ったことと、オンライン機能が非搭載であること以外はPC版とほぼ同じとのこと。操作はNintendo Switchのコントローラーに最適化されている。
なお、本作はSmokingWOLF氏が開発したゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」で制作されているが、今回のNintendo Switchでは「WOLF RPGエディター」の実行環境ごと移植が行われた。これにより、従来は難しいとされていた「WOLF RPGエディター」製ゲームの他プラットフォーム展開の可能性を広げたという点でも注目に値する(関連記事)。
ミステリーアドベンチャーゲーム『シロナガス島への帰還』Steam版大型アップデート
TABINOMICHI SOFTは、ミステリーアドベンチャーゲーム『シロナガス島への帰還』のSteam版の大型アップデートを実施した。アップデートに伴い、23日まで30% OFFセールも実施されている。
『シロナガス島への帰還』は、謎と危険に満ちた絶海の孤島「シロナガス島」を舞台に、探偵「池田戦」と助手の天才少女「出雲崎ねね子」が奇怪な殺人事件の謎に挑むという作品(紹介記事)。シナリオはミステリーのほかにもオカルトやSF、ヒューマンドラマなど多彩な側面があり、それぞれの思惑や過去を抱える登場人物達も魅力となっている。緻密に描き込まれた背景グラフィックやアニメーションによる演出なども見どころ。
今回の大型アップデートでは、画面解像度が従来の二倍の1600×1200となり、その上でウィンドウサイズを自由に変更可能となった。また、セーブスロット数の増加やバックログの改良といったユーザビリティの改善、不具合修正も施されている。
なお、今回のアップデートに伴い、既存のセーブデータが利用できなくなっているので注意。救済措置として1カ月程度の期間限定で、アップデート告知のページより特定のシーンまで進められるセーブデータが配布されている。
「Humble PLAYISM Anniversary Bundle」実施
さまざまなゲームのバンドル販売を行っているHumble Bundleにて、「Humble PLAYISM Anniversary Bundle」の販売が開始された。1ドル以上の任意の額で購入でき、購入金額に応じて入手可能なゲームが増加する仕組み。1ドルで6タイトル、最大14タイトルが入手可能となっている。
また、同じタイトルを対象としたSteamでのバンドルも実施されている。バンドル割引率は90%。
「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2019」受賞作発表
同人ゲーム紹介サイトおすすめ同人紹介は6月13日、同サイトが主催する同人ゲーム表彰イベント「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2019」の受賞作品を発表した。
ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心に、2019年4月~2020年3月に発表された作品から同サイトを運営するみなみ氏がさまざまな部門で作品をノミネートし、授賞作品を選考して発表するイベント。例年この時期に東京で受賞作発表会が開催されていたが、今年はYouTubeにて発表が行われた。
なお、もぐらゲームスで紹介した作品関連では、ノベルゲーム『真性終末症候群-World end,eve-』(紹介記事)のヒロイン星野彼方が主演女優部門にて、恋愛アドベンチャーゲーム『ドトコイ』(紹介記事)が独創部門にて受賞している。
「ねくらファンタジーマップチップ素材集~辺境の海~」発売
ねくら氏は6月19日、マップチップ素材集「ねくらファンタジーマップチップ素材集~辺境の海~」のダウンロード販売を開始した。
海をテーマにしたマップチップ素材集。「WOLF RPGエディター」に適した素材規格で作られているが、ツールを問わず使用可能。なお、同氏のマップチップ素材集はDLsiteでも販売されているが、本作についてはBOOTHでの販売のみとのこと。
『アクションゲームツクールMV』DLsiteで配信開始・半額セール実施
KADOKAWAのゲーム制作ツール『アクションゲームツクールMV』のDLsiteでの配信が6月19日に開始された。7月9日まで50% OFFセールが実施されている。
コーディングを必要とせず2Dのアクションゲームやシューティングゲームなどを制作できるツール。従来よりSteamで配信されており、DLsiteではSteamキーを購入する形となる。
なお、本作のパブリッシャーであるPLAYISMの公式Twitterアカウントによると、「他タイトルも出していくかも!?」とのこと。
【https://t.co/raXOwCSG46に進出!】
アクツクラーが集まってる場所はDLsiteさんでは??と思い、Steamキー販売ではあるんですがアクツクMV販売を開始してみました。いきなり50%offです。他タイトルも出していくかも!?
アクションゲームツクールMV 50%OFF 7/9まで https://t.co/FaEuMxchwH#DLsitepic.twitter.com/njSn24Adja— PLAYISM (@playismJP) June 19, 2020
アクションゲームツクールMV(PLAYISM)
プログラミングなしで誰でも自分だけの2Dゲームが作れる!『アクションゲームツクールMV』は「ツクール」シリーズのアクションゲーム版最新作。PCはもちろん、Nintendo Switchでの書き出し・販売にも対応予定。