シューベルトの「魔王」から着想を得た2DアクションRPG『Der Erlkönig』リリースなど ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。
2DアクションRPG『Der Erlkönig』リリース
えふぇ子氏は4月2日、2DアクションRPG『Der Erlkönig』をAndroid/iOS向けにリリースした。広告付きの無料アプリで、有料の追加コンテンツも予定されている。
ゲーテの詩、およびそれをもとにしたシューベルトの歌曲「魔王」に着想を得つつ、「かつての戦争で魔王を討ち倒し、息子を亡くした元勇者」が主人公という独自解釈で「魔王」の“続き”を描く作品。プレイヤーの行動で物語の結末が変わるマルチエンディングとなっている。
画面をタップするとプレイヤーキャラクターの周囲を回転するカーソルの方向へ移動し、体当たりで敵に攻撃するという、指一本で操作できるシステムが特長。画面を長押しすることによりカーソルの回転や敵の動きをスローにできるほか、そこから指をスライドすることでアクティブスキルも発動可能となっている。スキルは敵を倒すことなどで新たなものを入手可能で、20種類以上が用意されている。
デジタルノベル『ウソからはじまる物語』公開
あいはらまひろ氏(Fly me to the sky!)は4月1日、デジタルノベル『ウソからはじまる物語』をフリーゲームとして公開した。ダウンロード版およびブラウザ版が用意されている。
4月1日のとある公園を舞台に、ウソをテーマにした3つのエピソードを描くオムニバス作品。それぞれのエピソードが相互にリンクする構成と、人生の転機を迎えた人々のハートウォーミングな物語が見どころとなっている。
RPG『FREEJIA ~finale~』公開
DCC-Projectは4月2日、RPG『FREEJIA ~finale~』をフリーゲームとして公開した。
18年にわたり展開されているファンタジーRPG「FREEJIA」シリーズの完結作品。プレイ内容によって登場人物達の未来が変化し、エンディングが分岐するという。戦闘は1対1のカードバトル方式となっている。
「RPGツクール」利用規約改定、サポート終了の旧作をユーザー登録なしで利用可能に
ゲーム制作ツール「RPGツクール」の利用規約が3月31日に改定された。
今回の規約改定は、「RPGツクール2000」「RPGツクールXP」「RPGツクールVX」「RPGツクールVX Ace」「ツクールシリーズ素材集 和」のユーザー登録を含むサポートが3月31日で終了することを受けてのもの。規約改定により、当該タイトルで制作されたゲームがユーザー登録なしで配布可能となった。