“攻略本付き”コマンドくるくるRPG『5つのネイト』公開、言葉集めRPG『地図の時間』リリースなど～今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

2021-4-24インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は6件です。

RPG『5つのネイト』公開

ねこどらソフトは4月23日、RPG『5つのネイト』をAndroid/iOS向けにリリースした。ゲームプレイは最後まで完全無料。全150ページの攻略本がゲームに同梱されており、こちらは任意での広告閲覧やアプリ内課金による開発者支援などにより、少しずつあるいは一気に読めるページを解放していく仕組みとなっている。

妹思いの兄「アシュレー」と呪いで5つの性格を持つようになってしまった妹「ネイト」の兄妹が、ネイトの呪いを解くために冒険するという物語。戦闘はアシュレーとネイトの二人で戦うコマンド選択型で、選んだコマンドに応じて回転するルーレット状のボードで示されるネイトの性格が変化。性格によって回復が得意、攻撃力が高い、アイテムを使えるなどネイトの戦闘スタイルが変わるという「ネイトボードシステム」が特徴で、“コマンドくるくるRPG”と謳われている。

ボスの数は25体以上というボリュームで、想定プレイ時間は公称6～7時間。

RPG『地図の時間～言葉集めの冒険譚～』リリース

kuro Game Studioは4月23日、RPG『地図の時間～言葉集めの冒険譚～』をSteamおよびDLsiteにて配信開始した。配信開始から2週間はローンチ割引として20% OFFで購入可能。体験版も公開されている。

過去の記憶がない主人公達が、地図の中の異世界を旅しながら願いを叶えるため魔法の言葉「ワード」を集めていくという作品。剣と魔法のファンタジー、暴走した機械のディストピア、無人のショッピングモール、旅人に開かれたカフェなど、異なる世界観と情景をもつ15以上のステージが用意されている。

戦闘はタイムラインに沿って敵味方が順次行動するコマンド選択型で、弱点を一定回数突くことで敵を崩すブレイクシステム、属性攻撃を一定数繰り出すことで発生する追撃システムなどにより、テクニカルかつ派手な演出で楽しめるのが特徴。

また、会話や探索で集めた「ワード」を装備してキャラクターを強化できるシステムも特徴となっている。想定クリア時間は20時間以上。

地図の時間～言葉集めの冒険譚～（kuro Game Studio）
地図の時間は、魔法の言葉「ワード」を集めながら、異世界を旅するシングルプレイ用RPGです。

RPG『ReVastate -リヴァステイト-』公開

RENOS氏は4月22日、長編ファンタジーRPG『ReVastate -リヴァステイト-』をフリーゲームとして公開した。クリア時間は公称15～20時間。

魔物が現れ、野望を持つ帝国が動き出している世界で、帝国に立ち向かうため辺境の村から旅立った少年シオンが主人公の作品。戦闘はサイドビューで、AP（アクションポイント）が足りる範囲で複数のスキルを組み合わせて入力し、コンボを組んで連続攻撃などができるシステムが特徴となっている。

対戦弾幕アクションゲーム『東方憑依華〜 Antinomy of Common Flowers.』PS4/Nintendo Switch版発売

株式会社Phoenixxは4月22日、対戦弾幕アクションゲーム『東方憑依華〜 Antinomy of Common Flowers.』のPS4版およびNintendo Switch版を配信開始した。PCでは2017年にリリースされた作品のコンソール移植版となる。

上海アリス幻樂団のZUN氏の監修のもと黄昏フロンティアが制作する、東方Project第15.5弾作品。幻想郷で起こった「完全憑依異変」をめぐって戦いが繰り広げられるという内容で、「マスター」と「スレイブ」の二人組で戦うタッグバトルが特徴となっている。

「集英社ゲームクリエイターズCAMP」プロジェクト開始

株式会社集英社は4月20日、個人また少人数のチームで活動をするゲームクリエイターを支援するプロジェクト「集英社ゲームクリエイターズCAMP」を開始した。会員登録制で、開発チームの結成やセミナー・ワークショップ、クリエイターやゲーム開発を支援するパートナー・スポンサー企業の紹介といった面での支援が予定されている。

プロジェクト開始と同時に、集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載中の漫画『ONE PIECE』をテーマとしたモバイル向けカジュアルゲームの企画・開発コンテスト「連載1000話連動企画ONE PIECE GAME賞」の企画募集が開始された。優秀賞が最大3作品、大賞が1作品選定され、優秀賞には賞金10万円、大賞には賞金200万円が贈られる。さらに大賞を受賞した企画は同プロジェクトのスポンサーでもある株式会社バンダイナムコエンターテインメントより上限2,000万円の開発資金を受けられる。応募締め切りは7月31日まで。

また、7月1日からはオリジナルゲームの企画・開発コンテスト「GAME BBQ vol.01」が募集開始予定。こちらも大賞賞金は100万円で、特典として応募企画に応じた開発資金の一部提供および各種開発サポートを受けられる。