ノンフィールドRPG『ルシアの夢想』リリース、RPG『精神仕掛けの浪漫劇』公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は3件です。
ノンフィールドRPG『ルシアの夢想』リリース
ここは誰の空は6月10日、ノンフィールドRPG『ルシアの夢想』をDLsiteにてリリースした。なお本作はR18作品だが、設定により性的なシーンをカットすることも可能。
ノンフィールドRPG『最果てを目指す』(紹介記事)やメタフィクション『ブレイカーハーツ』の作者として知られるHuyumi氏の最新作にして、初の有償作品。魔王が全てを滅ぼして数百年が経った世界で目覚めた記憶のない《あなた》が、少女ルシアに導かれ魔王を倒す英雄となるため戦いを繰り広げていく。
戦闘は1vs1のコマンド選択型で、前進・後退による位置取りの概念があり、タイムラインで敵の攻撃位置とタイミングを把握して立ち回っていくシステムが特徴。敵の一部攻撃を無効化できる「パリィ」の効果を付与するなど、戦闘中に攻撃内容を変化させられる「エンチャント」システムも特徴となっている。
体験版もDLsiteにて公開されており、体験版では全体の7割程度が遊べるとのこと。
RPG『精神仕掛けの浪漫劇』公開
葉月さやか氏(セピア色の庭園)は6月7日、RPG『精神仕掛けの浪漫劇』をフリーゲームとして公開した。
大正浪漫のエッセンスを混ぜた舞台設定や、明治〜大正期の近代文学風味のテキストが特徴の作品。
戦闘はCTB方式で、スキルごとに序・破・急が割り当てられており序破急の順番で使用するとボーナスが発生する「演出コンボ」や、各種行動で上昇する敵味方共有の「フィナーレゲージ」を最大にしたキャラクターが発動できる強力な「フィナーレスキル」など、多彩な要素を駆使して戦う戦略的かつ華やかなものとなっている。
伝奇ADV『被虐のノエル』PS4版発売
伝奇アドベンチャーゲーム『被虐のノエル』のPS4版が6月8日に発売された。
『被虐のノエル』は、カナヲ氏が株式会社バカーのゲーム配信サイト「ゲームマガジン」でフリーゲームとして連載している作品。契約によって願いを叶える悪魔が実在する世界の港町「ラプラス市」を主な舞台に、両手両足を奪われた少女ノエルと大悪魔カロンのコンビによる復讐の物語が描かれる(紹介記事)。現在連載は最終章に突入し、Season12まで公開中。
PS4版は2月にリリースされたNintendo Switch版と同様、Season1~Season7をリメイクして収録。グラフィックや演出がリファインされたほか、一部シーンで使用されているカナヲ氏オリジナルのBGMもリメイクされている。連載版ではスマートフォンでのタップ操作を意識したものとなっていたゲーム体験も、ゲームコントローラーでプレイする観点から見直された。また、追加ストーリーとしてSeason3.5を収録する。
さらにPS4版では、PS4のトロフィー機能に対応。38個のトロフィーが実装されている。