2Dアクション『マジシャンズ・チェイス』リリースなど ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

2Dアクションゲーム『マジシャンズ・チェイス -消えたカレーのレシピ-』 リリース

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PLiCyは9月15日、Type[X]Studio製作の2Dアクションゲーム『マジシャンズ・チェイス -消えたカレーのレシピ-』 をNintendo Switch向けにリリースした。発売同時セールとして、10月6日まで通常価格800円のところ560円で購入可能。

フリーゲーム『疾風戦記フォースギア』(紹介記事)の作者による最新作。個性豊かな6人の少女たちから1人を操作キャラクターとして選び、各キャラクターごとに異なる「アクション」と「サブウェポン」を使いこなしながら、「カレーのレシピ」を奪った怪盗「ガラムマサラ」を追い掛けていく。

ノベルゲーム『fault – StP – LIGHTKRAVTE』Nintendo Switch版配信開始

ALICE IN DISSONANCEのノベルゲーム『fault – StP – LIGHTKRAVTE』のNintendo Switch版が9月15日に配信開始された。9月21日まではセールにより15% OFFで購入可能。

『fault』シリーズは、マナクラフトと呼ばれる技術が存在する世界を舞台とし、正体不明の敵による襲撃事件により国を離れたルゼンハイド国の姫セルフィーネと、そのガーディアンであるリトナの帰郷の旅を描く連作ノベル作品。マナクラフトの存在をベースに歴史や文化まで作り込まれた世界観や、旅先で出会うさまざまな人達とのドラマ、動的なカメラワークによる演出などが見所のシリーズで、“シネマチック・ノベルゲーム”と謳われている。

『fault – StP – LIGHTKRAVTE』は、シリーズ本編の前日譚『SILENCE THE PEDANT』の第1作。本編開始より5年前、平和だった頃のルゼンハイドを舞台とし、絵描きを目指すがうまくいかず自信を失いつつある少年カージが主人公。リトナやセルフィーネも含む周囲の人達との交流や、とある事実を契機とする葛藤などを軸に物語が展開していく。PC版もSteamにて配信中。

ADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』半額セール実施

9月15日、アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』の発売2年半を記念したセールが開始された。PS4版、Nintendo Switch版が通常価格3,000円のところ1,500円、Android版、iOS版が通常価格3,000円のところ1,480円で購入可能。セール期間は10月2日まで。なお、本作にはPC版もあるがPC版は今回のセールの対象外となっている。

『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、ゲーム制作集団Child-Dreamがフリーゲームとして公開していたアドベンチャーゲーム『千里の棋譜』のリメイク作品。『千里の棋譜』は将棋をテーマにしたミステリー作品で、名人の失踪や、将棋界で隠され続けていたとある秘密を軸に、「将棋界最強は人間かAIか」といったトピックも絡めつつ物語が展開していく。高橋道雄九段が企画監修を行っており、ゲーム内に出演しているのも特徴。

リメイク版である『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、Child-Dream代表で同作シナリオライターの宮下英尚氏が設立した株式会社ミスタ・ストーリーズとケムコの共同制作で、従来のシナリオを第一部とし、第二部として書き下ろしの新章が追加されている(紹介記事)。

ADV『tERRORbane』日本語ボイス追加

アドベンチャーゲーム『tERRORbane』が9月14日にアップデートし、日本語ボイスが追加された。また、東京ゲームショウ2022の開催に合わせて21日まで20% OFFセールが実施されている。

『tERRORbane』は、バグだらけのRPGをプレイしてバグを探していくという形で進むアドベンチャーゲーム(紹介記事)。日本語ボイスは声優の杉田智和さんが担当する。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。