RPG『ワタリドリ冒険記』体験版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は3件です。
RPG『ワタリドリ冒険記』体験版公開
人々の依頼をこなして生計を立てる「ワタリドリ」として世界を旅する少女の冒険を描くファンタジーRPG。戦闘はタイムライン型のCTB方式で、スキル等を発動準備中の相手にダメージを与えることでクリティカルを起こせたり、即時発動して続けて次の行動ができるスキルがあるなど、特徴的な要素による駆け引きを実現している。
また、即時発動型のスキルで“構え”を変えながら戦う「モンク」や各種行動で上昇する“カートリッジレベル”を消費して強力なスキルを放つ「アームズ」など、9種類の個性的なクラスをキャラクターごとに選んでパーティを編成することが可能。クラスは何度でも自由に変更可能で、ポイントを消費して解放していくクラスごとのスキルツリーのポイント振り直しも可能となっている。
そのほか、ザコ戦のエンカウントを任意にキャンセルできる「エンカウントキャンセル」システムや、画面端の小型表示と広い範囲を見渡せる大型表示の2タイプを切り替えられるミニマップなど、探索面のプレイアビリティにも気を配られている。
女性向け恋愛ADV『私のリアルは充実しすぎている』フルボイス版Steam配信開始
TetraScope開発の女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『私のリアルは充実しすぎている』のフルボイス版のSteam配信が12月16日に開始された。リリース記念セールとして1月6日までは15% OFFで購入可能。
2014年にリリースされ、現在もフリーで公開されている作品に、ボイスを追加した有償版。2014年当時に発行されたヴィジュアルファンブックの内容も収録されている。
『私のリアルは充実しすぎている(通称「わたじゅう」)』は、才色兼備な副会長として人望を集めている高校二年生の少女「姉崎希美」(名字固定・名前変更可能)が主人公のラブコメ作品。攻略対象は義理の弟や転校生など3人で、一見“リア充”な主人公が抱える秘密なども絡みつつ物語が展開していく。
女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(いわゆる乙女ゲーム)でありつつ、主人公自身もキャラが立っており魅力的なことから、オリジナル版のリリース時はプレイヤーの性別を問わず人気を博した作品だ。
なお、フルボイス版は今年5月よりAndroid/iOS向けにも配信されている。こちらはプレイは最後まで無料で、ゲーム進行中にシーンの切れ目で広告が挟まる形。ビジュアルファンブックと広告削除が課金要素となっている。
ADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』Switch版半額セール実施
12月15日、アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』Nintendo Switch版の半額セールが開始された。通常価格3,000円のところ1,500円で購入可能。セール期間は2023年1月10日まで。
『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、ゲーム制作集団Child-Dreamがフリーゲームとして公開していたアドベンチャーゲーム『千里の棋譜』のリメイク作品。『千里の棋譜』は将棋をテーマにしたミステリー作品で、名人の失踪や、将棋界で隠され続けていたとある秘密を軸に、「将棋界最強は人間かAIか」といったトピックも絡めつつ物語が展開していく。高橋道雄九段が企画監修を行っており、ゲーム内に出演しているのも特徴。
リメイク版である『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、Child-Dream代表で同作シナリオライターの宮下英尚氏が設立した株式会社ミスタ・ストーリーズとケムコの共同制作で、従来のシナリオを第一部とし、第二部として書き下ろしの新章が追加されている(紹介記事)。