2D探索型アクション『アフターイメージ』体験版公開、メタファンタジーノベル『セブンスコート』Switch版配信など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は3件です。
2D探索型アクションゲーム『アフターイメージ』体験版公開
Aurogon Shanghai開発の2D探索型アクションゲーム『アフターイメージ(Afterimage)』の体験版がSteamにて配信開始された。Steamのイベント「Nextフェス」向けに公開されたもので、Nextフェスの期間は2月14日午前3時(日本時間)まで。
『アフターイメージ』は、「エンガディン」と呼ばれる大陸を冒険する2D横スクロール型のアクションゲーム。長剣や太刀、鎌、鞭といった多彩なタイプの武器や、魔法、空中ダッシュといったアクションを駆使してさまざまな敵やトラップが待ち受けるマップを探索していく。各種能力値の上昇や武器タイプごとのスキル等をツリー形式で解放していくキャラクタービルドも特徴。
手描きのグラフィックで表現される世界観もみどころとなっている。製品版はSteamおよびPS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S向けに4月25日リリース予定。
ビジュアルノベル『セブンスコート』Switch版配信開始
NOVECTは2月9日、ビジュアルノベル『セブンスコート』のNitendo Switch版を配信開始した。2013年のエイプリルフール企画でリリースされたフリーゲームの有償リマスター版で、昨年4月よりSteam版も配信中。公称プレイ時間は3時間ほど。
インディーゲーム制作者Dark†Knight(ハンドルネーム)と彼のウェブサイト「ロワイヨムヘブン」のBBSの常連達が、BBSにアップされたRPG「セブンスコート」の世界に飛ばされてしまうことから物語が展開していく作品。RPGあるあるネタなども散りばめられたドタバタの道中がコメディタッチで描かれる。
一方、それと並行してDark†Knight(本名:ミシェル・ボランジェ)の現実での物語も回想の形で描かれ、二つの世界が交差して真相へと繋がっていく。「ロワイヨムヘブン」が実際にアクセスできるサイトとして存在するのも特徴で、“ウェブ連動型、純情と絶望のメタファンタジー”と謳われている。
リマスター版ではオリジナルで800×600だった画面解像度の上昇(Switch版ではフルHD)、楽曲の追加や演出の強化などが施されている。なお、本作はNOVECTの代表作であるノベルゲーム『ファタモルガーナの館』のキャラクターが登場するスピンオフ作品だが、本編とは全く異なる世界観・設定を採用しているため『ファタモルガーナの館』未プレイでも問題なくプレイ可能。
ミステリーADV『シロナガス島への帰還』フルボイス版がDLsiteでも配信開始
TABINOMICHIは2月10日、ミステリーアドベンチャーゲーム『シロナガス島への帰還』のPC向けフルボイス版をDLsiteにて配信開始した。2月23日まで30% OFFセール中。
『シロナガス島への帰還』は、謎と危険に満ちた絶海の孤島「シロナガス島」を舞台に、探偵「池田戦」と助手の天才少女「出雲崎ねね子」が奇怪な殺人事件の謎に挑むという作品(紹介記事)。鬼虫兵庫氏がPC版を2018年にリリースし、その後フルボイス化が決定。昨年11月にNintendo Switch向けにフルボイス版がリリースされたほか、Steamで配信中のPC版は12月にアップデートでフルボイス化された。
シロナガス島への帰還(TABINOMICHI)
大富豪の遺書の中に残された『シロナガス島』への招待状。 ニューヨークで探偵業を営む男『池田戦』は、特殊な能力を持つ少女『出雲崎ねね子』と共に島へと向かう。 そこで起きる数々の奇怪な殺人事件。 果たしてシロナガス島に隠された真実とは……? すべての謎を解き、呪われた島から脱出せよ!