連作伝奇ADV『被虐のノエル』7年を経て完結など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は2件です。
伝奇アドベンチャーゲーム『被虐のノエル』完結
2016年から連作で公開されてきた伝奇アドベンチャーゲーム『被虐のノエル』の最終話となるSeasonFINAL後編が4月29日に公開された。
カナヲ氏が株式会社バカーのゲーム配信サイト「ゲームマガジン」でフリーゲームとして連載している作品。契約によって願いを叶える悪魔が実在する世界の港町「ラプラス市」を主な舞台に、両手両足を奪われた少女ノエルと大悪魔カロンのコンビによる復讐の物語が描かれる(紹介記事)。
今回の最終話リリースにより、約7年・全14話にわたって続いてきた物語がついに完結となった。Twitterでは完結記念のイラストコンテストも開催されている。
ノベルゲーム『ハルカの国・大正決戦編』リリース&過去作半額セール実施
STUDIO・HOMMAGEは5月3日、「国シリーズ」のノベルゲーム『ハルカの国・大正決戦編』をリリースした。BOOTHにて購入可能。
「国シリーズ」は、天狗や「化け」と呼ばれる獣の様子を残しながら人の姿をした者が存在する架空の日本を舞台としたシリーズ。『ハルカの国』は、のちに賢狼と呼ばれる狼の化けであるハルカと、狐の化けであるユキカゼを主人公に明治から平成までの物語を描いていく作品で、「100年のビジュアルノベル」と謳われている。全六部作予定のうち、今回第四部にあたる「大正決戦編」がリリースされた。
また、「大正決戦編」のリリースを記念して過去作の半額セールが開始された。BOOTHおよびDLsiteにて、『ハルカの国』の第一部~第三部(DLsiteでは三部作セット)、および前作の『雪子の国』を半額で購入できる。セール期間は5月28日まで。
『雪子の国』は、「青春ハートフルラブコメディ+地方都市ミステリー」を謳う作品。本州最西端にある風光明媚な地方城下町を舞台に、東京から来た少年ハルタと天狗の少女雪子を中心に物語が展開する。町で起こる怪奇現象の謎に挑むハルタ達の冒険、友人達や町の人々との交流、そして変わりゆくハルタと雪子の関係などが描かれてゆく(紹介記事)。