“ゲーム構成がうろん”な短編百合ノベルゲーム『未来干渉』DL販売開始など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。
短編ノベルゲーム『未来干渉』ダウンロード販売開始
言ノ葉迷宮は3月28日、短編ノベルゲーム『未来干渉』のダウンロード販売を開始した。4月24日まで20% OFFで購入可能。体験版も用意されている。
女の子が女の子を秋祭りに誘う顛末を描いたマルチエンドの百合ノベルゲーム。選択肢の試行錯誤によって、よりよい結末を目指していく。ストーリーの分岐は選択肢によるもののみだが、作者によると“時間ものでもSFでもありませんが、ゲーム構成上のうろんさを含みます。うろんさとつきあいつつ、プレイヤーの力で結末を導きましょう”とのこと。
「国シリーズ」のKazuki氏が企画・シナリオを担当するノベルゲーム『たねつみの歌』がANIPLEX.EXEより発表
株式会社アニプレックスのノベルゲームブランドANIPLEX.EXEは3月23日、ノベルゲーム『たねつみの歌』を2024年発売予定の作品として発表した。
主人公「みすず」とその母「陽子」、そして娘の「ツムギ」という3人が時を超えて16歳の姿で出会い、神々が住まう「常世の国」で行われる「たねつみの儀式」のために旅をするという作品。企画・シナリオを、ノベルゲーム「国シリーズ」で知られるSTUDIO・HOMMAGEのKazuki氏が担当する。
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「フリーゲーム大賞2023」結果発表
フリーゲーム投稿サイト「フリーゲーム夢現」は、「フリーゲーム大賞2023」の結果を発表した。
同サイトで2023年に投稿された作品のうちコメントならびに評価を受け付けるよう設定された685作品を対象に、レビューの内容やダウンロード数などをポイント化する形で審査を行い、作品を表彰する企画。大賞はファンタジーRPG『Abyss ~昏冥の刻~』が受賞し、さらに金賞・銀賞・銅賞・入賞と計16作品が入賞した。
「ティラノゲームフェス2023」結果発表
ノベルゲーム投稿サイト「ノベルゲームコレクション」は、「ティラノゲームフェス2023」の結果を発表した。
「ティラノスクリプト(ビルダー)」で制作された無料ゲームのコンテスト。今回は625作品が参加し、『でこれいと・でこれいしょん!』が短編作品のグランプリを受賞し、『怪奇!開けてはいけない扉卍』が長編部門のグランプリを受賞した。そのほか準グランプリやジャンル別の部門賞など、多くの作品が入賞している。
経済産業省主催のクリエイター支援事業「創風」が開始
経済産業省が主催し、株式会社読売広告社が事務局として実施するデジタル等クリエイター人材創出事業「創風」が3月22日に開始された。
クリエイターに対して制作費等の補助や、メンターによる支援などが行われる。ゲーム支援と映像・映画支援の2通りのプログラムがあり、ゲーム支援プログラムは株式会社マーベラスが運営するインディーゲーム向けインキュベーションプログラム「iGi」が担当する。
同日応募受付も開始されており、応募要件は個人またはチームであること、日本国籍または外国籍で日本の永住資格を有すること、2024年4月1日時点で中学校を卒業しており35歳未満であることなどとなっている。