RPG『アスクギア』解像度倍増の大型アップデート公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は3件です。

RPG『アスクギア』バージョン3.00公開

稲穂スタジオは8月9日、RPG『アスクギア』のバージョン3.00を公開した。ダウンロード販売版は自動アップデートが可能。パッケージ版についてはアップデート方法が公式サイトで案内されている。

『アスクギア』は「ド直球RPG」をコンセプトとしたRPG。ボーイ・ミーツ・ガールから始まりやがて世界の真実へと迫っていくような王道のストーリー、さまざまな独自システムとボスなどのユニークな特殊能力で演出される戦闘、作り込まれたマップなどが特徴で、本編クリアまで30~40時間ほどの長編作品となっている(紹介記事)。

バージョン3.00は「RE:BOOST」と銘打たれた大型アップデートで、ゲーム画面の解像度が従来の854×480から1,708×960へと倍増。これに合わせて立ち絵などのグラフィック素材も高解像度化されている。また、サブキャラクターの立ち絵の追加や、一部イベントや演出の刷新、バランス調整も施されている。

一部、世界観からやや浮いている感のあったイベントについて、内容が完全刷新されている

アスクギア(アスクギア)
遺跡の中に眠る少女と出逢いから始まる物語。市販RPG並みの大ボリュームの王道&激熱のド直球RPG!

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なお、稲穂スタジオは8月11~12日に開催されるコミックマーケット104の2日目に出展予定。新刊は『アスクギア』の書き下ろし漫画やアフターストーリー小説などを収録した書籍となっている。

RPG『THE LAST WISH』バージョン2.0公開

From Scratchは、フリーゲームとして公開しているRPG『THE LAST WISH』のバージョン2.00を公開した。ダウンロード版およびブラウザ版(PLiCy / ふりーむ!)が配信されている。

『THE LAST WISH』は、SFC後期からPS初期の古き良き2Dドットの王道RPGを目指して開発したという作品。戦闘では敵を攻撃することで「スタガー値」を蓄積し、敵がスタガー状態となったところでダウン効果のあるスキルで敵をダウンさせられるシステムが特徴。ほかにも連続攻撃でダメージにボーナスがつく「コンボ」やキャラクターを一時強化する「オーバードライブ」、オーバードライブ中に発動できる強力な「開放奥義」と多彩なシステムが用意されている。初リリースは2023年12月。

バージョン2.0は、戦闘ボイスの追加、全体的なシナリオの見直しとそれに伴うダンジョンの追加、サブイベントの追加、戦闘速度向上・UI変更といった全体的なユーザビリティの向上などが施された大型アップデートとなっている。

RPG『アストラルゲート』50% OFFセール実施

イチデスクのRPG『アストラルゲート(ASTRAL GATE)』の50% OFFセールがSteamおよびDLsiteにて実施されている。

『アストラルゲート』は戦闘重視のノンフィールドRPGで、9人のキャラクターから4人パーティーを編成し、限られたリソースで全7ステージのダンジョンに挑む。各ステージに出現する敵の種類や、その報酬にランダム性はなく、周回により知識と経験を重ねて攻略パターンを構築していくような作品となっている。公称プレイ時間は1回のプレイが1.5時間~3.5時間程。ゲームの進行方法によってルート分岐が発生することもあり、ゲーム全体の公称プレイ時間は15時間~25時間ほどとされている(紹介記事)。

Steamでは通常価格960円のところ480円で、DLsiteでは通常価格990円のところ495円で購入可能。セール期間はSteamが8月13日まで、DLsiteが8月12日まで。

ASTRAL GATE(イチデスク)
貴方のコマンドRPG戦闘技能を測定します。『アストラルゲート』は、戦闘重視のノンフィールド&コマンドRPGです。

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  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。