ダンジョン探索RPG『魔動少女タルタロスを往く』体験版公開など～今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

2024-12-21インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

ダンジョン探索RPG『魔動少女タルタロスを往く』体験版公開

ハンペン氏は12月14日、制作中のRPG『魔動少女タルタロスを往く』の、動作確認を兼ねた体験版をCi-enにて公開した。

「魔動人形」を従えて戦う「人形遣い」として、迷宮に挑むというダンジョン探索型のRPG。ウォリアーやサムライ、メイジ、ナイト、シスター、アサシンなどと10個のクラス（職業）それぞれ1体ずつ所持する人形から5体でパーティを組んで戦っていく（作者によるクラスの紹介記事）。

魔動人形のスキルはスキルツリーで習得していく方式で、剣や杖、銃砲など特定の種類の武器を装備しているときのみ使用可能なスキルもあるが、魔動人形は武器を2つまで同時に装備可能。クラスと武器の組み合わせなどにより戦闘スタイルをカスタマイズしていく要素が特徴となっている。

戦闘はターン制のコマンド選択型で、ターン経過で使用可能回数が増えていく「オーバードライヴ」で人形を一時的に強化できるシステムも特徴。使用すると1ターンの間全能力が上昇する上、2回行動が可能となる。

体験版はダンジョンの第1層までをプレイ可能。体験版の範囲でも複数のボス戦が発生し、任意で戦える強敵も複数存在するなど遊び応えのある内容となっている。

2D探索型アクションゲーム『ブレードキメラ』最新体験版公開

WSS playgroundは12月16日、team ladybug開発の2D探索型アクションゲーム『ブレードキメラ（BLADE CHIMERA）』の最新体験版をSteamにて公開した。

『ブレードキメラ』は、東方Project二次創作作品『Touhou Luna Nights』（紹介記事）や、ファンタジー小説「ロードス島戦記」の二次創作作品『ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー』といったメトロイドヴァニア系作品を手掛けたteam ladybugによるオリジナル最新作。

プレイヤーは妖魔ハンターの「シン」となり、妖魔の「ルクス」が変身した魔剣「妖蛍刀（ようけいとう）」を駆使しながら近未来の大阪を探索。妖蛍刀を床に突き刺してバリアを展開したり、壁に突き刺して移動したり、過去にあった物を復元して足場にしたりといった多彩なアクションが用意されている。1月16日に、SteamおよびNintendo Switch向けにリリース予定。

今年の6月にSteaｍ Next Festに合わせて公開されていた体験版ではステージ1までプレイ可能となっていたが、今回公開された新体験版ではステージ2が追加。また、妖蛍刀と離れている間にパワーが溜まり戻ってくる時に衝撃波が発生するという新たな攻撃が追加されたほか、「パズルピース」を集めることでドアが開くという収集要素も追加されている。体験版のセーブデータは製品版に引き継ぎ可能。

RPG制作ツール「RPG Developer Bakin」バージョン1.13公開

株式会社スマイルブームは12月18日、Steamにて早期アクセス実施中のRPG制作ツール「RPG Developer Bakin」をバージョン1.13へとアップデートした。

「RPG Developer Bakin」は、プログラミングの知識不要でRPGを制作できるツール。バージョン1.13ではバトルシステムやバトルシーンをさらに充実させるための新機能や、VRMフォーマットの3Dモデルのインポート機能などが追加された。

バトル関連では、スキルを反射できる「反射率」の効果が実装されたほか、アイテムに対し装備時に使用できるスキルを追加したり、特定の「状態」を付与可能になるといった新機能が追加された。また、クリティカルヒットエフェクトの登録やクリティカルダメージ倍率の変更が可能になったりなど、さまざまな強化が施されている。