STG『超連射68k』オート連射が追加されたVer.1.10 Windows版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。

STG『超連射68k』Ver.1.10 Windows版公開

よっしん氏は1月1日、縦スクロールシューティングゲーム『超連射68k』Ver.1.10 Windows版を公開した。

『超連射68k』は、シャープのパソコン「X68000」シリーズ向けの同人ゲームとして1995年から1997年にかけて開発されたSTG。Windows版は2001年から公開されている。ドット絵で描き込まれたメカグラフィックや、爆発エフェクトや効果音といった演出により撃ち込みの爽快感を得られる点が特徴。柏木るざりん氏による軽妙で疾走感のあるBGMもみどころとなっている。

今回のVer.1.10では、効果音の差し替え、キーアサイン変更機能の追加、リプレイデータを複数保存できるように変更、スコアネームのキーボード入力対応、オート連射機能の追加といったさまざまな機能追加や調整が施されている。

本作はこれまで、ショットボタンを1回押すと数発の弾が発射されるセミオート連射のみの仕様となっており、「超連射」のタイトル通り手動での連射が必要なのも特徴の一つだったが、今回のバージョンよりボタン(キー)押しっぱなしでのフルオート連射が可能となり遊びやすくなっている。なお、オート連射機能はコンフィグでオンオフを切り替えることが可能。

対戦型弾幕アクションパズル『はこだま』無償公開

ほげぴよからくりばこは、対戦型弾幕アクションパズルゲーム『はこだま』の無償公開をBOOTHにて開始した。2011年に有償でリリースされた作品の13年越しのフリー化となる。

フィールド上の箱を持ち運び、同じ色の箱を並べて消すことで弾を出して攻撃し合う、対戦型のアクションパズルゲーム。箱を縦に積み上げることで壁を作り弾を防ぐ要素や、「キラばこ」を消すことでキャラクターごとに固有の「キラワザ」を繰り出す要素などが特徴となっている。

アイテム屋経営アクションゲーム『ルセッティア』HDエディション発表

EasyGameStationは、アイテム屋経営アクションゲーム『ルセッティア』のHDエディションを発表した。

『ルセッティア』は、ダンジョン探索でアイテムを集めて店で販売するという、アクションと経営の要素を兼ね備えた作品。2007年にリリースされ、現在はSteamDLsiteにてダウンロード配信されている。

HD版については2024年末に開催された「コミックマーケット105」のEasyGameStationブースで発表されたほか、Twitter(X)のアカウントも開設され情報が公開されている。執筆時現在、HDエディションの詳細は未発表だが、Twitterに掲載されている画像からは従来4:3だった画面比率のワイド化やグラフィックの高解像度化、UIの情報量の若干の変化などが見て取れる。

NOVECT、『ファタモルガーナの館』関連製品アニバーサリーセール実施

NOVECTは、2024年12月31日でノベルゲーム『ファタモルガーナの館』の初頒布から12周年となることを記念し、同30日に公式オンラインストアにてアニバーサリーセールを開始した。セール期間は1月6日18時まで。

ゲームのダウンロード版のほか、サウンドトラックや関連書籍、グッズなどが最大90% OFFとなっている。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。