ローグライクコマンドバトルRPG『ダンジョンオーバードーズ』体験版公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は2件です。

ローグライクコマンドバトルRPG『ダンジョンオーバードーズ』体験版公開

SHIGEFUSA.WORKSは1月21日、ローグライクコマンドバトルRPG『ダンジョンオーバードーズ(Dungeon Overdose)』の体験版をSteamにて配信開始した。

サイドビューのランダム生成ダンジョンを探索し、全100層の攻略を目指す作品。ダンジョンではさまざまなランダムイベントが発生するほか、仲間もランダムで加入。アイテムの合成なども行いながらパーティを強化していく。

特徴的な要素として「残機」の概念があり、戦闘で全滅しても残機があれば探索を継続可能。残機が尽きると「完全全滅」となり、仲間とお金を失いレベル1に戻って1層から再挑戦となる。

戦闘では行動時に確率でキャラクターが「開眼」し、能力値の上昇などの効果を得るシステムが特徴。開眼での能力上昇は「裏レベル」として加算され、完全全滅時後も引き継がれるという永続強化要素にもなっている。

また、本作では技や魔術の使用に「ダンジョンに過剰なほどに充満する魔力」を使うという設定で、キャラクターごとのMPなどは存在しない。その代わり、技や魔術を使うと魔力汚染として「中毒率」が上がり、100%になるとランダムな能力値が探索中ずっと低下するデバフを受ける。ただしこの際、残機を消費することでデバフを反転させバフにする「オーバードライブ」も可能。

中毒率はランダムイベントなどさまざまな要素でも上下し、残機と合わせて値の把握や管理が探索を進めていく上での戦略的なポイントとなっている。

RPG『狂騒のジャッジ ~Judgment of Madness~』公開

泉州開発氏は1月18日、RPG『狂騒のジャッジ ~Judgment of Madness~』をフリーゲームとして公開した。

1920年代のアメリカを舞台に、悪魔と人間の戦いを描く作品。怪奇探偵ウィリアム=モトリーや神父にしてエクソシストのシェーン=コルソといったキャラクター達が登場し、戦闘ではそれぞれ固有のコマンドを持つのも特徴となっている。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。