SF革命群像劇ノベル『CisLugI-シスラギ-』発売日決定 ほか ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス

インディーゲーム,フリーゲーム,連載

本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は発売予定のノベルゲームやADVに関するものなど5本です。

ノベルゲーム『CisLugI-シスラギ-』発売日決定

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同人サークルNextVillageは25日、ノベルゲーム『CisLugI-シスラギ-』の発売日を決定し、ティザームービー第2弾を公開した。同人アイテム取扱店でのパッケージ版の予約受付も開始されている。

自殺が合法化され、脳内に埋め込まれた針状の爆弾「尊厳維持装置」により「死にたい」と口にするだけで苦しまず死ねるようになった世界を舞台とした作品。主人公とヒロインの異なる4ルートのオムニバスとなっており、それぞれSFアクション、ミステリージュブナイル、恋愛サスペンス、学園アクションとジャンルも異なる独立した物語として成立しつつも、全4ルートを通して最終的にひとつの群像劇へと収束するのが特徴で、“SF革命群像劇”と謳われている。

パッケージ版およびダウンロード版での販売が予定されており、ダウンロード版では各ルートの個別販売も予定されているとのこと。

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一人称視点ADV / ウォーキングシミュレーター『NOSTALGIC TRAIN』発売日・価格決定

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ナラティブ&環境アーティストの畳部屋は20日、一人称視点ADV / ウォーキングシミュレーター『NOSTALGIC TRAIN』の発売日を2018年6月13日、価格を2,000円と決定し、Steamのストアページと発売日告知トレイラーを公開した。

「夏霧」と呼ばれる地を舞台に、単線鉄道の走る日本の懐かしい田舎の風景を小規模なオープンワールドとして再現した作品。記憶を失った「私」が誰の姿も見当たらない夏霧で目覚め、夏霧の人々と「私」の謎を解き明かしていく幻想的なストーリーモード「旅の終わりに二つのゆらめき」と、夏霧を自由に歩き回り、走る列車に乗って車窓からの風景を楽しんだり、簡単な列車の運転操作なども楽しめるフリーモードを収録している。

探索×情報収集型サスペンスADV『細胞神曲 -Cell of Enpireo-』公開

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ゲーム製作サークル鱶尾工業は22日、探索×情報収集型サスペンスADV『細胞神曲 -Cell of Enpireo-』をフリーゲームとして公開した。

探偵事務所に勤める主人公の阿藤春樹が、失踪した後輩を追って宗教団体「至高天研究所」の施設へと向かい、その恐ろしい実態に迫っていくという作品。6種+αのマルチルートとなっており、全ルート踏破までの想定プレイ時間は30~40時間。2016年に体験版が公開されており、約1年10カ月を経て完成版の公開となった。

ディフェンスゲーム『テラセネ それでも君を照らしたい』リリース

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ゲーム開発サークルふりふらは、ディフェンスゲーム『テラセネ それでも君を照らしたい』をリリースした(Android版 / iOS版)。基本無料でアプリ内課金および広告付きの作品。

深夜に浮かぶ太陽となり、どこかの館から脱出した少女に迫る悪魔へ光を当てて焼き払うことで少女を守っていくというステージクリア型の作品(TOKYO SANDBOX 2018出展時の記事)。太陽の光は自動で回転し、画面に触れている間は逆回転となる。

悪魔が少女に触れると少女は持っていた傘を落としてしまい、拾うまでの間は少女も太陽の光でダメージを受けてしまうのが特徴。敵を倒して手に入れた「オーブ」で一時的に光の種類を変化させられるのも攻略のポイントとなっている。ストーリーは各ステージ(Chapter)の扉絵や、戦闘の合間の会話で演出される。

シミュレーションRPG『Magic Scroll Tactics』サウンドトラックリリース

同人ゲームサークルオートリ電子は25日、シミュレーションRPG『Magic Scroll Tactics』のサウンドトラック『Magic Scroll Tactics Original SoundTrack』をSteamおよびitch.ioにてリリースした。

Steamではゲーム本編のDLCとなっており、購入にはゲーム本編が必要。itch.ioでは単独で購入できる。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。