ザッピングで真実に迫るミステリーADV『Armchair Detective Case.1』公開など ~今週のフリゲ・インディーゲームトピックス
本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題はミステリーADVの新作公開など4本です。
尋問ザッピングADV『Armchair Detective Case.1』公開
ADVangelistは12日、ADV『Armchair Detective Case.1』のPC版を公開した。ふりーむ!およびitch.ioからダウンロード可能。今後、Android/iOS版の公開も予定されている。
アルバイトで探偵の助手をこなす女子大生・蒔苗未来(まきなみらい)が主人公のミステリー作品。複数の容疑者の証言を次々に切り替えながら読み進めるザッピング要素と、そうして集めたキーワードを利用して証言の矛盾を指摘することで証言がより正しいものへと更新されていく要素が合わさったゲームシステムが特長で、「尋問ザッピングADV」と謳われている。
本作は全5章予定のシリーズ作品で、第一章にあたる「Case.1」では未来が初めて担当する事件が描かれる。Case.1は無償公開で、Case.2以降は有償で販売される予定。
ファンタジーSRPG『ハイアブザード』公開
熱帯魚氏は14日、ファンタジーSRPG『ハイアブザード』をフリーゲームとして公開した。
戦闘のみの作品で、マップクリア時に入手できるゴールドを使って団員募集(ガチャ)で味方ユニットを集めるシステムが特長。その代わりにマップ攻略中の運要素は低めとなっている。またゲームモードとして通常の「ライト」と高難易度の「ヘビー」、さらにゲームシステムが交互ターン制から同時ターン制へと変化する「パラレル」の3種類が用意されているのも特徴。公称プレイ時間は12時間程度(ゲームモードやプレイ方法により増減)。
女性向け恋愛ファンタジーADV『心を開く歌い方』体験版・OPムービー公開
roseVeRteは15日、フルボイスの女性向け恋愛ファンタジーADV『心を開く歌い方』の体験版およびOPムービーを公開した。体験版はふりーむ!やSteamよりダウンロード可能。体験版の公称プレイ時間は30分前後。
人間と半人半猫種族が暮らす「エルーリア島」を舞台とした「エルーリア物語」シリーズの第3弾。前作『嘘つきな王様の騙し方』に登場した猫耳の歌姫「ミャーナ姫」が新たな主人公となる。製品版は2019年1月17日にリリース予定。
コンシューマ版RPGツクール「RPGツクールMV Trinity」発売
コンシューマゲーム機向けのRPG制作ソフト 「RPGツクールMV Trinity」のPlayStation 4版およびNintendo Switch版が15日に発売された。同日発売予定とされていたXbox One版は2019年初冬発売予定へと発売が延期されている。
PC向けの「RPGツクールMV」の機能を踏襲しつつコンシューマ向けにチューニングされており、自作素材は利用できないが「RPGツクールMV」の2倍の素材を収録しているとのこと。制作したゲームはアップロードすることで他のユーザーもプレイ可能で、後日無料配信予定の「RPGツクールMVプレイヤー」を使用することで 「RPGツクールMV Trinity」のユーザー以外もアップロードされたゲームをプレイできる。Nintendo Switch版とXbox One版はクロスプラットフォームに対応し、制作されたゲームを相互に共有可能。
なお発売以降、ネット上では利用者からの不具合報告が上がっており、ツクールシリーズのTwitter公式アカウントよりアップデートでの不具合等の修正が予定されていることがアナウンスされた。
#RPGツクールMVTrinity で発生している不具合等は、アップデートで修正を予定しております。
更新内容や予定が確定次第、公式から随時ご案内いたします。
皆様が安心して楽しめるように製品の改善に努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。#ツクトリ #RPGツクールMVT— ツクール開発部 (@tkool_dev) 2018年11月15日