「HSPプログラムコンテスト2017」作品募集開始!15年の歴史を持つ自作ソフトの祭典

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HSPプログラムコンテスト2017 実行委員会は1日、プログラミング言語HSP(Hot Soup Processor)により作られた作品を募集し、表彰するイベント「HSPプログラムコンテスト2017」の作品募集を開始した。募集期間は8月1日から10月31日まで。

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「HSPプログラムコンテスト2017」公式サイト

HSPは導入が容易で、ゲームなどのサンプルも充実したスクリプト言語。「HSPプログラムコンテスト」は2003年から毎年開催され、今年で15年目となる。ゲームや実用ソフト、ツールなど累計5,200作品以上の応募があり、応募作品は無料でダウンロード可能。ネット審査員としてユーザー登録することで作品を評価し、入賞候補に推薦できる仕組みもあるなど、ユーザー参加型のイベントであることも特徴だ。

応募可能な作品は、2017年1月1日以降に発表されたHSP製のプログラムであり、禁止事項を守った作品であること。禁止事項の詳細やそのほかの応募規定などはコンテスト公式サイトを参照してほしい。募集期間後には一次審査や最終選考が行われ、12月1日に受賞作品が発表される予定。審査は実行委員会のメンバーやネット審査員の評価をもとに行われ、総合最優秀賞や優秀賞などが選出される。加えて、最も活躍したネット審査員を選出する賞も用意されている。

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2016年の総合最優秀賞受賞作品『オオツルギ 2』。回転移動と直線移動という2種類の移動モードを使い分けながら全方位から攻撃してくる敵と戦う、独特のプレイ感が特徴のシューティングゲームだ

上位入賞者にはWindows 10搭載最新モバイルノートPCや7インチAndroidタブレットといった賞品が用意されている。そのほか、さまざまな協賛企業・団体からの賞が用意されていたり、ネット審査員も含めたすべての参加者に参加賞が用意されているのも本イベントの特徴だ。HSPによるプログラミングに興味のある方はもちろん、HSPで制作されたゲームやツールなどに触れてみたい方も、この機会に本イベントに参加してみてはいかがだろうか。

  • 中村友次郎(@finalbeta

    RPGのプレイと紹介がライフワーク。システムに凝ったRPGをとくに好んでプレイします。商業で一番好きなゲームメーカーは日本ファルコム。運営型では原神にハマってます。
    過去に十数年ほど、窓の杜の連載記事「週末ゲーム」の編集と一部執筆を担当していました。