フリーホラーゲーム『ライトを消すだけの高時給な宿直』。お化け屋敷のような恐怖演出の連続が怖い、怖すぎる!
夏といえばホラーである。筆者は、身の毛もよだち、背筋を寒気が走るようなホラーゲームをこれまでもレビューしてきた。ホラーゲームが大の苦手なのにもかかわらず、だ。
約1年前、筆者は一つのホラーゲームをレビューした。
恐怖の森で迫り来る異形。『Death Forest』注目の3Dフリーホラーゲーム
ニコニコ動画を中心に一大ブームを引き起こしたこの作品。薄暗がりの中、接近を知らせる音と迫ってくる巨大な顔という直接的な恐怖演出が特徴的であった。下手な肝試しよりも怖い。
その1年後、またもや直接的な恐怖演出を存分に詰め込んだ新作フリーホラーゲームに巡りあってしまった。それが今回紹介する『ライトを消すだけの高時給な宿直』だ。
音とグラフィックでゴリ押しをしてくる荒削りな『Death Forest』に比べて、この『ライトを消すだけの高時給な宿直』はお化け屋敷的とも言える。10分強という非常に短いプレイ時間に恐怖演出が次から次へと、プレイヤーの恐怖を見事に高め続けるような配置で、つめ込まれているのだ。
さっそくどんなゲームなのか紹介していこう。
2Dホラーゲームの極致『エフレメイ』の作者の新作
今回、紹介する『ライトを消すだけの高時給な宿直』は、2Dホラーゲーム『Efframai -エフレメイ-』を制作した夜雨ドッド氏の新作だ。
『エフレメイ』を簡単に説明しておくと、10分程度で完結するホラーアドベンチャーゲームだ。霊が現れると噂のお化け屋敷を、ひたすら歩き続けていくだけの非常に簡単なもの。歩いて行くと次々と不思議な出来事が起こり、霊が現れる。あらゆる「ドッキリ」を詰め込んだこのゲームは、文字通りまさにお化け屋敷だった。
新作『ライトを消すだけの高時給な宿直』は、この『エフレメイ』の流れを踏襲した擬似3Dのホラーアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは、とあるオフィスビルの宿直となり、つけっぱなしになっている部屋の明かりを消していく。
スタートは1Fから。行なえる操作は前後左右の移動と、特定のタイミングで行なえる注視・アクションのみ
こんな感じで明かりがつけっぱなしになっているので消していこう
奥まで行くと行き止まりなので元いた場所(エレベーター)まで戻らなければならないのだが…。
明かりを消しながら時折現れる女の霊。そして、ヘッドホンから聞こえるノイズと…。恐怖に怯えながらプレイヤーは3階まで明かりを消しながら進んでいかなければならない。
ワンフロアの探索に大して時間はかからない。プレイヤーは「絶対に、一つのフロアで1回はびっくりさせられるはず」「いやいや、行きと帰りで絶対何かあるだろ」「そろそろか・・・!?」そう疑心暗鬼になりながら、震えながら歩を進めていくことになるのだ。そして案の定、テンポよくイベントが発生していく。この体験は、そうお化け屋敷である。
ほらほらほら、絶対こうなるんだよ!!くることがわかっていても部屋なんてたくさんあるからいつこうなるかはわからない。そこが怖い
エレベーターの中も安心できるとは限らない。というかエレベーターで何か起きるほうが怖い。なにせ一歩も動けない密室なのだから。
女の霊の正体などのストーリーは、プレイ後に後日談的に語られる。プレイ中は、明かりを消すという職務に全うし、思う存分その恐怖を味わってもらいたい。
プレイ時間も10~20分と非常に手軽に遊べるボリュームだ。ちょっと寝苦しい暑い夏の夜におすすめしたい直球のホラーゲームだ。
プレイする際は、もちろんヘッドホンorイヤホンのご用意を忘れずに(サラウンドヘッドホンだとなお良し)。
[基本情報]
タイトル 『ライトを消すだけの高時給な宿直』
制作者 夜雨ドッド(制作者様サイトはこちら)
クリア時間 10~20分
対応OS win
価格 無料
ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/9746