絶妙なタッチ操作の気持ちよさ。 スマホゲーム『レオズ・フォーチュン』
10月16日に日本語版がリリースされたスマホゲーム『レオズ・フォーチュン』。スウェーデンのインディデベロッパー1337 & Senri LLCが制作したスマホ向けの横スクロールアクションゲームだ。
英語版は以前よりリリースされており、AppleDesignAward2014を受賞、GooglePlayでは17000件以上のレビュ=を集めるなど、人気の作品となっている。
見て、触って楽しいアクション
主人公のレオポルドが盗まれた財宝を取り戻すために、落ちた金貨を追っていくストーリー。ステージの仕掛けを解いて金貨を集めながら、ゴールを目指すことになる。
主人公のレオポルド、マリモのようで見た目は可愛いが、鬚がついていることから分かるようにおっさんだ。
ゲームを初めてまず気づくのが、グラフィックの美麗さだ。粗がなく、明暗がはっきりとしていて、見ているだけでも非常に美しい。普通のスマホゲームとのグラフィックの違いに驚いたのは、かつて、筆者が小学生時代、スーパーファミコンの初代スーパードンキーコングのグラフィックに感動したときあの感覚と同じだ。
そして、このゲームの2つ目の肝は操作感だ。スマホ、タブレット向けのアクションゲームの操作は、移動やアクションを狭い画面の中でいかに再現するかが鍵となる。これまでも様々な試行錯誤がされてきた。コントローラーがあれば難しくないが、スマホでは操作しにくいことが快適なプレイを邪魔してしまうので致命的だ。
筆者はもぐらゲームスでも以前とりあげた開発室Pixelのケロブラスターの操作感が秀逸だったと思うが、本作のタッチ操作はそれに優るとも劣らない快適さだった。そして、気持ち良い。
タッチ操作は、画面を横向きに持った時に、左半分で指を左右にスライドすることで左右移動、右半分で上下にスライドすることで、レオのアクションを選ぶことができる。
どこを触っても動く。指がキャラやステージに重なってしまうことを気にしなくてもよくなる。
上にスライドするとレオが膨らんでふわっと浮くアクションができる。一方、下にスライドすると重くなる。
この右手の指を上にスライドさせたときのふわっとした動きが気持ち良く。ステージも、跳ぶ直前にあえて加速させるような構造が多く、一気に加速してふわっと跳ぶ気持ちよ良さを引き立てている。
操作はタッチ操作とボタン操作の2種類をオプションで選択できる。ボタン操作だとバーチャルパッドが現れる。タッチ操作がオススメだが、好きな方を選ぼう。
シンプルながら、多種多様な仕掛けの数々
このゲームのアクションはこれだけだ。左右移動と上下のスライドによる身体の変化のみ。この辺りのアクションのシンプルさはPC以前紹介したElement4lにも非常に近いものがある。
アクションの種類は少ないが、仕掛けのバリエーション次第で見事にアクションの面白さ、奥深さを実現している。
上には上がれないので、浮いている箱をつっついて鉄球を移動させていくと…
回転する歯車の中でうまくバランスをとりながら、次の歯車に移らなければならない…
用意されたステージは全部で19面+ボーナス面が5つある。
ボーナス面は各ステージをクリアしたときにもらえる星を貯めないと行けない
クリアするとノーミスでクリアしなければいけないハードコアモードも登場するので、ぜひ挑んでみよう。
[基本情報]
タイトル レオズ・フォーチュン
制作者 1337 & Senri LLC
対応OS iOS, Android
価格 500円
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