気分は魔法使い!指で魔法陣を描くと、魔法が発動する感動の体験『Magic VR』
「魔法を使いたい」
呪文を唱え、杖を降ると火が、氷が、光が現れる。子供の頃誰もが思いを馳せるファンタジーだ。時には魔術、錬金術、呪文など名前を変えてゲーム、映画、アニメ、漫画など様々なエンターテイメントに現れ、人々を魅了する。
そんな願いを叶えてくれるOculus Rift対応コンテンツが公開された。
開発したのは個人開発者の凹み氏(@hecomi)。Oculus Riftと手の位置をトラッキングするデバイスLeap Motionを使って、手の動きに併せて魔法が使える『Magic VR』だ。
Leap Motionを使うと指先の軌跡を空間に残せることに注目し、「この軌跡で魔法が描けたら良いな、魔方陣グルグルのククリみたいなことしたい」という凹み氏自身の願いを叶えるべく制作されている。
暗黒空間の中に浮かぶブロックと光。手を目の前に出すと、認識されていることが分かる。
手が認識された状態でよく見ると、人差し指から緑色の光が出ていることに気づくと思う。これで図形を描くことで魔法が発動するのだ。
描ける図形は、円、三角、四角、五芒星(星形)の4種類。それぞれエフェクトの違う魔法を使うことができる。
コツは指1本を立てるのではなく、手のひらを広げたまま動かすこと。また、緑の光が消えて行くので、少し早めに動かすことだ。
詠唱(!?)に成功すると、形が認識され魔法陣が現れる。現れるウィンドウがソードアート・オンラインやファイナルファンタジーのようでこれまたテンションが上がる。
なお、描く形により、使える魔法の属性(エフェクト)が異なる。
この「魔方陣が出てから魔法が発動するところまで」の展開は、まさにファンタジーの世界にいるような感覚で最高にテンションが上がる。言葉を認識する機能はないが、思わずついつい呪文らしき言葉をブツブツ呟きながら図形を描きたくなったり、まるでマントなんて着ていないのに、マントを羽ばたかせ魔法を使う自分の姿が脳裏に…ブツブツ。それぞれの魔法に自分で魔法名をつけて厨二的な楽しさを味わってもいいだろう。
筆者はこのコンテンツを昨年11月に開催された開発者向け勉強会の後の懇親会で体験したのだが、認識精度、エフェクト、魔法発動までのギミックなどがグレードアップし、より楽しいコンテンツに仕上がっている。
今回公開したのはα版ということで今後のアップデートにも期待したい。
作者の凹み氏はコードなど、本コンテンツで使っている技術についてもブログで紹介しているので、気になる開発者の人はぜひ一読することをオススメする。
Oculus Rift x Leap Motion を使った指で空間に魔法を描いて発動できる Magic VR を作ってみた
http://tips.hecomi.com/entry/2014/12/19/235052
なお、Leap Motionはこの手のOculusと一緒に使うデバイスの中でも、日本でも気軽に手に入るコントローラーなのでOculus Riftを持っている人はぜひ試してみるといいだろう。
もぐらゲームスではLeap Motionが開催したコンテストに投稿されたソフト紹介でこんな記事も書いている(ソフトのDL先へのリンクもあり)。
手のジェスチャーで操作するLEAP MOTIONとOculus Riftを組み合わせたおすすめソフトを一挙紹介
[基本情報]
タイトル Magic VR(α版)
制作者 凹み
対応OS Windows
価格 無料
ダウンロード 制作者サイトよりダウンロード
[プレイ環境]
G-tune Netgear note i790SA1(ノート)
OS Windows 7 64 home
CPU Core i7-4700MQ 2.40GHz
メモリ 16GB
GPU GeForce GTX 870M
使用モード Extend
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http://www.moguravr.com/