古川もとあき×ユキショウヘイが贈るインディーSTG『ももいろアンダーグラウンド』のクラウドファンディングが実施中

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これまでに多くの力作が生み出されてきた、インディー・シューティングゲーム。

今回、作曲家で元コナミ矩形波倶楽部の古川もとあき氏と、同人シューティングゲーム『Mecha Ritz』制作者のユキショウヘイ氏がタッグを組んだ新作インディーSTG『ももいろアンダーグラウンド』のクラウドファンディングが実施されているので、紹介したい。
 
ももいろアンダーグラウンド
『ももいろアンダーグラウンド』クラウドファンディングページ
 
・『ももいろアンダーグラウンド』トレーラー

 
目標金額1,000,000円のうち、2日で既に400,000円以上の支援を獲得している『ももいろアンダーグラウンド』は、PC用横スクロールシューティングゲームとなっている。一部のグラフィックとBGM以外は、全てユキショウヘイ氏の担当によるもので、古川もとあき氏は主にステージBGMの作曲と、同時発売予定のサウンドトラックに収録するアレンジバージョンの楽曲を担当するという。

7月22日(金)から9月29日(木)の期間中に製作資金を募り、目標金額達成の成否に係わらず2017年2月に製品を仕上げ、特典付きで支援者に提供する予定とのこと。

ゲームシステムとしては、前後上下に攻撃できる自機「PinkySalt」を駆り、ショットを強化して迫り来るクリーチャーたちを蹴散すというもの。また、腕前に応じて難易度が変化するランクシステムを搭載しており、シューティングゲーム初心者から上級者まで楽しめるものとなっていそうだ。
 
ももいろアンダーグラウンド
 
ももいろアンダーグラウンド 
 
クラウドファンディングのリターンの内容として注目されるのは、支援者に配布される予定のオリジナルサウンドトラックだ。ゲーム中に流れるBGM全曲+古川もとあきによるアレンジバージョンが収録されており、アレンジバージョンにはゲストミュージシャンとして、元矩形波倶楽部ドラムの岩瀬立飛氏と、元THE SQUAREのベースで、矩形波倶楽部のアルバム参加メンバーでもある田中豊雪氏が参加するとのこと。

また、支援者へのリターンのひとつとしては、古川もとあき氏・ユキショウヘイ氏によるトークショー&ミニライブも2017年3月26日(日)に東京・下北沢で実施予定。トークショーでは、古川もとあきとユキショウヘイが、『ももいろアンダーグラウンド』の制作秘話や、シューティングゲームへの想い、ゲーム音楽について語る。

ミニライブでは、古川もとあき氏(Gt.)、岩瀬立飛氏(Dr.)、深見誠一氏(Key.)、田中豊雪氏(Ba.)、森藤晶司氏(key.)というメンバーで、『ももいろアンダーグラウンド』のBGMをバンドアレンジバージョンで生演奏を行なう。

ももいろアンダーグラウンドボスの登場演出も特徴的だ
 
ももいろアンダーグラウンド

今回の企画は、気鋭のインディーSTG作家×現役の作曲家のコラボということで、完成を楽しみにしたいところだ。

なお、もぐらゲームスでは、ユキショウヘイ氏が以前に制作した『Mecha Ritz』の紹介を行なっている。こちらもお読みいただきたい。

『MECHA Ritz』弾幕STGは現代アートになりうるか?フリゲで始めるSTG:第4回

『Mecha Ritz: Steel Rondo』 美しい弾幕のインディSTGがSteam Greenlightを通過。販売は5月頃を予定

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。