フリゲアクションRPG『BREAKER』などの制作チーム「PhysicsPoint」が原案を務めるアニメ映画が本日公開

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最近では、フリーゲーム制作を基点に様々な創作活動をする方々が増えてきている。
先日もぐらゲームスで取り上げた『大海原と大海原』も、フリーゲームを原作として原作者自ら制作を担当したコミカライズ作品が発売されるなど、制作者の創作活動の領域はゲームを基点としつつも他の媒体にも広がりを見せている。

そんな昨今、フリーゲームのアクションRPG『BREAKER』などを制作したサークル「PhysicsPoint」が原案を担当したアニメーション映画『ガラスの花と壊す世界』が本日1月9日に公開される。

PhysicsPointブログ記事:劇場アニメ「ガラスの花と壊す世界」(Project D.backup)

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(画像はPhysicsPointブログ記事より引用)

【作品PV】

本作は、ポニーキャニオン主催「アニメ化大賞」にて大賞を受賞したPhysicsPointの原作『D.backup』を原案としたオリジナル劇場アニメとなる。映画配給はポニーキャニオンが行い、映像制作は『ソードアート・オンライン』や『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』を作り上げたA-1 Picturesが担当する。
スタッフとしては、『進撃の巨人』のアニメ版OP演出を担当した石浜真史、ノベルゲーム『AIR』『Kanon』『CLANNAD』のアニメ版脚本を手がけた志茂文彦、ライトノベル『変態王子と笑わない猫』のイラストを担当するカントクなど、豪華なメンバーが揃っている作品だ。

今回の映画作品のように、フリーゲームという自由な発想で作るゲームの創作経験を活かして、ゲームを基点としつつ他にも活動を広げるゲーム制作者の方々は、今後増えていきそうだ。

なお、PhysicsPointによって2009年に公開された、世界に終末をもたらす少女の物語を描くフリーゲーム『BREAKER』についても、いまプレイしても色褪せない作品となっているので、アクションRPG好きはぜひ遊んでみてほしい。

  • poroLogue(@poroLogue

    もぐらゲームス編集長。大学在学中にフリーゲームをテーマとした論文を執筆。日本デジタルゲーム学会・若手発表会にて「語りとしてのビデオゲーム(Videogame as Narrative)」を発表。NHKのゲーム紹介コーナーへの作品推薦、株式会社KADOKAWA主催のニコニコ自作ゲームフェス協賛企業賞「窓の杜賞」の選考委員として参加、週刊ファミ通誌のインディーゲームコーナーの作品選出、株式会社インプレス・窓の杜「週末ゲーム」にて連載など。

    フリーゲーム作者さんへのインタビュー・レビューなど多数。フリーゲーム歴は10年半ばほど。思い出に残っているゲームは『SeraphicBlue』『Berwick Saga』。