近づいてくるウサギが見えない恐怖…。3Dフリーホラーゲーム『The Rabbit House』

フリーゲーム,ホラーゲーム

3Dのホラーゲームは、2Dのホラーゲームに無い直接的な怖さがある。昨年夏に公開され、一大ブームとなった『Death Forest』は、不気味な白い顔が、不気味な音楽と共に迫ってくる。ただそれだけでも尋常じゃなく恐怖心を駆り立てられる、そんなゲームだった。

何か得体のしれない恐ろしいものが徐々に近づいてくることに、人は恐怖を感じる。その法則を再現したのが、4月6日に公開された『The Rabbit House』だ。

人気実況主コジマ店員による実況動画でも再生数が伸びている。

舞台は暗い館の中。プレイヤーは主人公視点で、懐中電灯の光だけが頼りだ。館は2F建てとなっており、各階には肉が散らばっている。この肉を拾い、2Fにある電話ボックスまで運ぶのが本ゲームの目的である。各フロアはかなり広いので探すのが一苦労だ。

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落ちている肉。この肉を集めなければならない
そして、館の中をさまよっていると、音が聴こえてくる。音の招待は、徘徊している「目が血走っているウサギ」。このウサギに捕まらないように肉を集めなければならない。姿が見えないのに音が聞こえ、徐々に大きくなっていく。そして最も音が大きくなったところでウサギに追いつかれて…。

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追い詰められると何が起きるのかは自分の目で確かめて欲しい。

フロアが広大なため、音を聞かずにプレイすることは不可能。ウサギをどう出し抜くのか試行錯誤を繰り返すことになるが、出し抜き方を見つけるまでが難しく、何度も追いつかれることになる。ホラゲがとにかく苦手な筆者は、プレイしているとこの音が聴こえるだけで心臓がバクバク言うようになってしまった。

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普段は音しかしないが…姿が見えることも

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攻略のヒントは、タイトル画面にも表示されている。ヒントをクリックすると別のヒントが表示されるので全て見ることをオススメしたい

マップが広大かつ一方通行の道などもあって非常に迷いやすい、マウスでの視点移動がしにくい、ストーリー説明などが一切なくゲームとしての作りがシンプル、などまだ課題も多いが、それでも「怖い」。とにかく「怖い」。

夏にはまだ早いが、恐怖を体験したい人は試しにプレイしてみてはいかがだろうか。

[基本情報]
タイトル
 Tha Rabbit House
制作者 DamuyaLab
クリア時間 30分程度〜
対応OS Win
価格 無料

ダウンロードはこちらから
http://www.freem.ne.jp/win/game/8903

  • すんくぼ(@tyranusii

    学生時代、MMORPG「リネージュ」で朝から晩まで飽くことなきレベル上げと戦争に没頭する毎日を送る。本業では廃人卒業後、国家公務員を経て、再びゲームの世界へ。「もぐらゲームス」を立ち上げました。ハマったゲームはライブアライブ、ファイアーエムブレム 聖戦の系譜、デモンズソウルなど。
    個人ブログもやってます:もぐらかペンギンか