「SMILE GAME BUILDER」製ゲームをUnityへエクスポート可能に!機能拡張DLCが今冬発売予定
株式会社スマイルブームは22日、Windows用ゲーム制作ソフト「SMILE GAME BUILDER(スマイル ゲーム ビルダー)」の機能拡張DLC「SMILE GAME BUILDER Exporter for Unity 5.6」の今冬発売を目指し、開発を進めていることを発表した。Steamにて配信予定となっており、価格は未定。
同DLCをSMILE GAME BUILDERへ導入することにより、ユーザーは自身が制作したゲームファイルを、ゲーム統合開発環境「Unity」のプロジェクトへ変換できるようになる。変換されたプロジェクトは、手を加えることなくそのままiOS/Android/Mac/Linuxなど、Unityが対応しているあらゆるプラットフォームに向けてリリースが可能。なおビルド時には、ターゲットデバイスに最適なバーチャルコントローラーなどが自動で割り当てられる仕組み。
さらに、Unityプロジェクト化したSMILE GAME BUILDERのゲームファイルは、Unity側で自由にカスタマイズすることも可能。たとえばUnityの機能でライティングの調整などを行うことができる。なお今回の発表内容には含まれていないが、SMILE GAME BUILDERにはコモンイベント機能やC#によるスクリプト機能の導入も予定されているとのことで、Unity側でのカスタマイズも合わせて、より複雑なシステムを備えたゲームが制作可能になることも期待できそうだ。
Unityプロジェクト化したSMILE GAME BUILDERのゲームファイルを読み込んだ直後の画面
上記のプロジェクトに、Unityの光源機能とエフェクト機能を用いて加工を施した画面
なお同日より、SMILE GAME BUILDERのサンプルゲーム『グランブーム国物語 ~ スマイルと目覚めし力 ~』を、同DLCを利用してスマートフォンアプリ化したバージョンが配信開始となっている(iOS版、Android版)。内容はWindows版と同一で、Unity上では一切加工をしていないとのこと。Windows版とスマートフォン版を比べることで、同DLCの実力を確認することができるだろう。
また、サンプルゲーム『SGBクエスト ~伝説の宝をさがせ~』をUnityのWebGLビルドにより、Webブラウザ上でプレイ可能にしたサンプルも公開された。
『グランブーム国物語 ~ スマイルと目覚めし力 ~』スマートフォン版。バーチャルパッドで操作できる