iPhoneで使える段ボールVR「ハコスコ」、Googleが発表した「Cardboard」の購入方法などを比較
もぐらゲームスがiPhoneで使えるVRデバイス「ハコスコ」を組み立てた直後、日本時間6月25日夜に段ボールで作れる自作VRデバイス「Cardboard」を米Googleが発表した。
ビックリするくらいお手軽なスマホVR。1000円で買える「ハコスコ」を組み立ててみた!
Google、段ボール製の手作りVRゴーグル『Cardboard』を発表。Androidスマートフォンを装着-engadget
どちらもダンボール製で、自分で組み立てることができる。
手軽ながら、スマートフォンに内蔵されているジャイロセンサーをつかい、頭を動かした方向に視点が動くので、映像の中にいるような体験ができる。
一気にアツくなってきたスマホVR。
さっそく2つのデバイスを比較してみた。
ハコスコ(SR laboratories、日本)
作成方法:キットに材料は全て成形されて揃っているので組み立てるだけ
価格:1000円
アプリ:専用アプリ「SR Viewer」
パノラマ映像を再生することができる。DLはこちら
https://itunes.apple.com/us/app/sr-viewer/id877571417?mt=8
対応デバイス:iPhone 5以降
購入方法:公式サイトの注文ページから購入(クレジットカード、Paypalで購入可能)
http://hacosco.com/order/
現在予約受付中で7月1日より順次出荷される。
Cardboard(Google、アメリカ)
作成方法:材料を買い揃え、図面通りに切ってから組み立てる
価格:材料の値段次第
アプリ:専用アプリ「CardBoard」
Google Earth、Youtube、ストリートビューなどGoogleの各サービスからデモを集めたもののようだ。DLはこちらから。
対応機種:Nexus 4、Nexus 5、Galaxy S4 S5、Galaxy Nexus、Motorola Moto Xなど
(機能制限がある機種:Motorola Moto G、Samsung Galaxy S3など)
入手方法:「CardBoard」そのものの販売は行われていない。完全にDIYとなる。必要な材料やダンボールの図面などはGoogle公式に掲載されている。
https://developers.google.com/cardboard/
※Google公式ではありませんが、海外では材料一式の販売を行っているショップもあるようです。(2014年6月30日追記)
Google I/O 2014で配布された組立式ダンボールVRヘッドセットが購入可能に-GIGAZINE
(材料の仮訳 Google公式より)
1 ボール紙(薄くて強いもの。少なくとも長さ56センチ x 幅22センチ四方のもの、厚みは1.5mm)
2 焦点距離40mmのレンズ(視界の端の歪みを防ぐため両面凸レンズがベスト)
3 ネオジム磁石1つ、セラミック磁石(よくあるマグネット)1つ、いずれも直径1.9mm、厚みは3mm
4 マジックテープ(裏面は粘着テープ)。長さ2cm×幅3cmのものを2つ。
5 8cm以上の輪ゴム
6 オプションでNFCタグ(URL cardboard://v1.0.0 にプログラム)
どちらもダンボールで作ることに変わりはないが、「CardBoard」は素人だと図面通りにダンボールを切れるだろうかという不安はある。焦点など見え方の関係でサイズなどは綺麗に整形しないとせっかくのVR体験がうまくできなくなりそうだが、果たしてどうなのだろうか。材料から揃えて自作した人がいたらぜひ感想を教えてほしい。
Googleは実験的に「CardBoard」の開発ツールなども公開しているので、アプリの開発が一気に進みそうだ。
PCではOculusRift、PS4ではProject MorpheusとVRデバイスが盛り上がってきている。
スマホVRからも今後目が離せない。
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