少年の頃の夢が叶うOculus用ゲーム『Vox Machinae』ロボットの操縦席に乗って戦う胸熱の体験
Oculus Riftを使ったVRコンテンツの可能性を考えた時に、特に男性からリクエストが多いのは、ガンダムなどのロボットの操縦席に自分が乗る体験だ。もしそんなコンテンツがあったら世の多くの男子諸君の心をくすぐることは間違いないだろう。
昨年末開催したVR Award Japan 2014でも9位には鉄騎のコントローラーを使いロボットの操縦席にいるような体験ができる『めかしむ☆』がランクインしていた。
VRの幕開けを飾るベストコンテンツはこれだ!「VR Award Japan 2014」結果発表
今回は、昨年末に公開されたOculus Rift対応ゲーム『VOX machinae』体験版を紹介しよう。
このソフトの公式の紹介文にはこのようなことが書いてある。
地球の資源は枯渇し、人々は政府が提供するわずかな食料を食いつなぎながら移住先を求めていた。君は他の星で採掘を行うことのできる数少ないパイロットの1人だ。惑星の地表を進むための歩行ロボットの名前は「Grinder」。レーザーとミサイルを装備している。さあ、物語は君の手に。
Vox Machinae – Oculus Share –より意訳
そうそう、こういうのを求めていたんだ!と言いたくなる熱い展開が待っていそうだ。
ロボの操縦席そのものの体験
まずはプレイする場所だが、気分を味わうため、また安全性のためにも背もたれのある椅子に座るのがオススメだ。筆者はコタツに入りながらプレイしたのだが、コクピットといえば背もたれがあるのが一般的。背もたれがないとどうも落ち着かない気分になった。なお、操作のためにはXbox360コントローラーが必要だ。
ゲームを起動するとまずはセッティングから、Graphics qualityは公式サイトにも書いてあるが、グラフィックカードに応じて以下の基準で選んでみるといいようだ。Oculusのソフトは、動作環境がなかなか分からない中で、こういった情報が制作者から提供されるのはかなりありがたい。
・2500 3DMark – GTX 460, GTX 550 Ti, GTX 650, GT 740, HD 5770, HD 6770, HD 7750, HD 8670, R7 250
・4000 3DMark – GTX 470, GTX 560, GTX 650, GTX 750, HD 5870, HD 6870, HD 6930, HD 7770, R7 250X, R7 260
・5600 3DMark – GTX 480, GTX 570, GTX 750 Ti, HD 6970, HD 7790, HD 7850, R7 260X
・7000 3DMark – GTX 660, HD 5970, HD 7870, R7 265, R9 270
・9000 3DMark – GTX 670, GTX 760, GTX 960, GTX Titan, HD 7950, R9 285
セッティングが完了したらPlayを押そう。
カメラの位置などを補正した後にメカメカしいイントロが出現。イントロ画面でAボタンを押すとシミュレーターで訓練しているという設定のチュートリアル。Xボタンを押すとミッションがスタートする。
海外のプレイ動画があるのでぜひ参考にしていただきたい。
Bボタンでキャノピーを開いたり閉じたり飛んだり、L1(LB),R1(RB)ボタンを押してレーザーやミサイルを打とう。武器の照準合わせは自分の視線で行う。白い四角が視線に合わせて動くので、ターゲットに照準が合って赤くなったら武器を発射しよう!
視線移動とロボットの揺れ、そしてコントローラーの振動が、ロボットを動かしている感覚と完全に一致する。特にジャンプして着地したときの振動は心地良い。まさに視覚だけでなく触覚でもロボットの中にいる重みを感じられる。
現在はまだ初期の体験版ということでミッションモードでは1ステージしか体験できない。
公式サイトの説明を読むと、このゲームの製品版では、プレイヤーの行動によってストーリーは変化するマルチシナリオを採用するとのこと。
体験版では友軍機であるはずのロボットを攻撃してしまったように、本来味方であるはずの人類と敵対するという選択肢もあるようだ。
ALLIES(友好)からNEUTRAL(中立)、HOSTILES(敵対)、NEMESIES(天敵)へ
製品版のリリースが楽しみだ。
なお、1人称視点のゲームで、ロボットの操縦ぶりによっては視界が揺れて酔うことがある。子供の頃の夢にはコクピットに乗っていて酔うシーンは含まれていないとは思うが、残念ながらこれが現実。気持ち悪くなったら外すなど十分に注意してプレイしよう。
※まだ体験版ということもあるのか、筆者の試したPCでは初回以降、起動がうまくいかない不具合が発生した。公式フォーラムを見る限りほとんどのプレイヤーが遊べているようだが、体験版ということに留意しつつ遊ぼう。
[基本情報]
タイトル Vox Machinae(Demo)
制作者 Space Bullet Dynamics Corporation
対応OS Windows
価格 無料
ダウンロード 公式サイトよりダウンロード
備考 Oculus Runtime 0.4.4が必要
[プレイ環境]
G-tune Netgear note i790SA1(ノート)
OS Windows 7 64 home
CPU Core i7-4700MQ 2.40GHz
メモリ 16GB
GPU GeForce GTX 870M
使用モード Extend
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