波をかわして曲を紡ぐ!スマホゲーム Wave Weaver レビュー

スマホゲーム

先日、iOS、Androidで正式公開された波をかわして曲を紡ぐゲーム「Wave Weaver」。

中毒性が高く、思わずハマり込んでしまいました。
わたしはまだ3面到達したところでプレイ継続中なのですが、こんな面白いゲーム早く伝えなければ…!ということで、レビュー書かせていただきます。

まず、なんと言ってもテンポがとてもいい。それに色の波、音楽が相まってとても優しくオシャレな雰囲気に包まれます。オシャレなだけじゃなくゲームとして本当に中毒性高い。

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この迫り来る色の波を避けるために、下に表示されているバーをタップまたはスライドし、自機の色を変えて回避する、というゲームです。
これがまた、気持ちいいのです。BGMに乗りながら色を切り替え、成功するたびにテンポよく登場する効果音・エフェクトが、視覚・聴覚両方から悦びを感じさせてくれます。

続けてやっていくうちに、スコアが伸びていく

難易度はリズムゲームをあまりプレイしていない方にとってはちょっと高めですが、クリアできないほどではありません。
わたしも先ほどからプレイしているのですが、「続けていればスコアがみるみる伸びていく」との触れ込み通り、1面・2面はだんだん安定して突破できるようになってきました。

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しかし、3面がどうしても突破できない・・・!色数が増えるのもさることながら、1面・2面と違って若干間隔の開き方が変わってきているので難易度が高い!ここはちょっとじっくりプレイして越えて行きたいと思います。

クリアまで60秒なんですが、そのたった60秒が死守しきれないという。ぐぬぬ・・・感があります。でも、何度でもやってしまうんだよなあ。中毒性、なかなか高いです。

ブロッキングあるいは、DIOのナイフをガードする感覚

(あくまで主観的になのですが)わたしはこのゲームをやっていて、「格ゲーのブロッキングに近い」と感じました。


(この動画のブロッキングはもちろん「神の領域」なのでもちろん「WaveWeaver」の難易度はここまで高くありません)

何だろう、従来のリズムゲームよりも「譜面が迫ってくるから盾でガードしなきゃ」というような感覚が強いのかな・・・。

特に、バーが交差しながら一瞬止まる場面では素早くどちらの色で「ガード」するかの二択を迫られるのですが、「ジョジョの奇妙な冒険」第3部で、DIOが時を止めてナイフを投げてくる場面に似た緊迫感を覚えました。

「音ゲー」ではなく「避けゲー」

この「Wave Weaver」、そもそも「音ゲー」として意図されているわけではないようです。てっきり音ゲーをプレイしている感覚でいましたが、言われてみると、これは音ゲーというよりは避けゲーなんですね。「自機を動かす代わりに、色を変換させて避けるタイプ」のゲームなのかな。


確かに「音楽がバックグラウンドで流されて、それに合わせてゲームをプレイするとサウンドが鳴る」というシステムではあるのですが、「Wave Weaver」の場合、そもそも「避けると出る音」はあくまでもゲーム内の効果音であり、「曲を演奏する」ことと関係ないということなのかもしれません。

が、効果音の曲との一致度が高いために、結果的に効果音も含めて良いリミックスができている・・・ということに加えて、プレイヤー側から見れば「自分がタップした結果音が出て、ゲーム音楽の中に乗せられた」という感覚が強く、これらが音ゲーをプレイしているような感覚を強めているのかな、と。

前回ご紹介した「BREAKS LP」とちょっとテイストは違いますが、Wave Weaverも「曲を紡ぐ」というコンセプトをもったゲームです。とはいえ両者とも、単純に音楽ゲームというカテゴリではないというところは興味深いな、と感じました。

参考:
音楽ゲームとリミックス作成ツールのあいだで―「BREAKS LP」レビュー – もぐらゲームス

札幌ゲーム制作者コミュニティ「Kawaz」について

ゲームを制作したのは札幌ゲーム制作者コミュニティ「Kawaz」。他にも色々な面白いゲームを作っているコミュニティです。本ゲームのプロトタイプは2014年1月末に行われた「Global Game Jam」にて制作されたとのこと。48時間で出来てしまうものなのか…!

波をかわして曲を紡ぐ、カジュアル中毒ゲー『Wave Weaver』をリリースしました – 5.1さらうどん

制作者さんの個人ブログでは開発の裏話も。ゲームとしてのコンセプトだけでなく、技術的にも、「cocos2d-x 3.0(スマホゲーム開発で用いられるフレームワークの一つ)」のβ版で公開されており、意欲的な作品です。また、ゲームバランスの調整に関しても、「Super Hexagon」というインディゲームの中毒性を踏襲する形でレベルデザインを行ったとのこと。このあたりの開発・ゲームデザインの話も興味深いところです。

cocos2d-x 3.0でクロスプラットフォームなインディーゲームを開発した話 – 5.1さらうどん

「60秒の中毒性」、ぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか!

おまけ
4面まできました!あと少しだ・・・

[タイトル]
Wave Weaver

[ソフトウェアタイプ]
フリーウェア

[対応OS]
iOS、Android

[ダウンロード]
WaveWeaver(iOS版)


WaveWeaver(Android版)
Android app on Google Play

[制作者]
札幌ゲーム制作者コミュニティ”Kawaz”

[プレイ時間]
1プレイ60秒以内

  • Noah(@powerofgamesorg

    通称のあP。「もぐらゲームス」エグゼクティブプロデューサー&共同編集長。ゲームをする人。「ゲームのちからで世界を変えよう会議」の中の人。経営戦略(ゲーム産業)と金融が一応専門分野。 MMORPG「リネージュ」の元プレイヤー(8年ぐらい、10,000時間ほどプレイ)。長らく一つのゲームをやりこむ派でしたが、最近は雑食気味にいろんなゲームをプレイしています。思い出に残っているゲームはリネージュ、ティアリングサーガ、勇者のくせになまいきだ。or2など